【センラ】私を愛さず浮気する (ページ28)

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24個目　ふりページ28

菜々さんが帰ったあと、部屋は静かだった

と、泉羅が私の方に来た

坂田さんが私の隣に寄った

けど、泉羅は坂田さんには目もくれず、ずっと私を見つめながら近づいた

そして

船「ごめん！A！」

私の前で土下座した

「えっちょっと、顔、あげて！！」

うろたえた

まさか土下座されるなるんて

船「いや、これは俺のけじめやから。………本当に、今まですまんかった。みんなも、Aを幸せにするって、約束したんに守れなくてごめん。」

泉羅はみんなにも謝った

浦田「………ちゃんと、説明しろ。どうしてこんなことをした？……殺したって、なんだ？」

船「…………。」

泉羅は頭をあげた

船「全部、説明する。」

私たちはソファーに移動して、泉羅の話を聞くことになった

私は、泉羅から一番遠いソファーに座った

船「………菜々には4つ年上の姉がいてな、俺と、菜々と、お姉さんは親が親友で一緒に遊ぶことが多かった。

みんなは覚えてるかな？四年前位にあったバスの事故。

ほら、山を走っていた旅行バスが横転して乗員乗客合わせて20人が被害にあったって。」

浦「……ああ、あれか。確かあの事故で一人だけ谷に落ちてなくなったって………はっ！」

島「まさか……。」

船「そう、その、なくなったってのが、菜々のお姉さん。」

「「「「！！！」」」」

みんな、息をのんだ

船「あの日、俺と俺の両親と菜々とお姉さんと二人の家族は山の上にある旅館に泊まりに行ったんだ。そして、行きで事故が起こった。」

そういえばそんなことがあった

家族と知り合いと旅行することになったから行ってくるって

私も誘われたけど、その時は確か私は断ったんだ

どこにいくかは教えてもらわなかったんだけど……

そして、夜泉羅から電話がかかってきて病院にいるって言われて、お見舞いにいくから病院教えてって言ったらすぐ帰れるからって教えてくれなかった……。

それで、泉羅が帰ってきてから私たちはすれ違い始めちゃってた

志「んで、それが殺したにどうして繋がるんだ？」

船「………俺が、彼女の手を掴めていたら、彼女は死ぬことはなかった！」