【センラ】私を愛さず浮気する

17個目　ふり ページ20

12月24日 朝 AM8:15 7年目

「それじゃあ行ってきます。」


船「ああ。気をつけてな。」


「うん。」


お見送り


それすらも嬉しくて


でも、これからやることを考えると



怖い



船「…………。」


ｷﾞｭ


「え？」


温もりを感じた


顔をあげれば泉羅の肩



抱きしめ……られてる………？



「泉………羅？」


船「あ、ううん。何でもない。」


泉羅はわれにかえったかのようにバッと離れた


「………ふふ。」


船「なに笑ってん？」


「ふふふ。泉羅顔真っ赤。」


船「い、言わんで〜〜///」


笑いが収まって改めて泉羅の顔目に焼き付けた



もう、見ることはないかも知しれないからね



「………じゃあね。」


ｶﾞﾁｯ


玄関のドアを開けた


そしてドアをくぐり閉めようとして泉羅の方を見たときだった


だんだん閉まっていくドアの間から見えた泉羅の口が


“ごめんな”


と動いた気がした

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