55 始まりの俺 ページ5
八乙女side
薮さんは、俺と一度だけ話したことを忘れてしまっていた
そりゃそうだ
一瞬だけだし
だからこれからは、忘れられない俺との記憶を薮さんにあげたい
俺は、多分、
薮さんのことが好きだ
初めて話した時から頭からこびりついて離れない
今は俺に見向きもしてくれないけど、いつか絶対
____
岡「ピック持ってきた〜！ごめんねぇ」
中「はいはい。相変わらずだなもう」
高「ったく」
ギター担当の岡本圭人さん
おっちょこちょいなのか？？
中「大丈夫だよ？圭人はフワフワしてるけど、ギターの腕は一流だよ。それにアメリカでもみっちり鍛えられてるから」
ｼﾞｬｷｰﾝｷｭｲｰﾝｼﾞｬｶ
伊・光「！？！？」
中「...でしょ？」
す、すごい
岡「OK！Here we go！！」
中「よっしゃ」
高「やっとか」
岡「hey！伊野ちゃんも光くんも一緒に」
伊・光「はい！」
やっとメンバーが揃った
今までの演奏にギターが加わると、やっぱり迫力は倍以上
中「やっぱりみんな揃って演奏すると気持ちいいな！」
光「はい！」
俺の恋も、バンドも始まったばかり
大ちゃんに負けない
俺だって欲しいものを手に入れる
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作者名：Aduki | 作成日時：2019年3月10日 10時
