条件反射的生活#2 (tk×in) (ページ4)

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54 ここに来て登場ページ4

伊野尾side

高「伊野尾くん」

伊「高木さん...」

部活中に高木さんが話しかけてきた

伊「昨日は、ありがとうございました」

高「..........伊野尾くんがそう選択したなら、それでいいと思う。俺は伊野尾くんを攻めたりしないよ」

伊「..........」

高「でも俺は、そんなに簡単に諦めようとも思ってないからね」

伊「.........はい」

高木さんはそれだけ言って自分の練習を始めた

高木さんは優しいんだ

だから、高木さんに甘えてしまう

光「遅れてすみません！生徒会に行ってました！」

中「光くん生徒会入ったの！？」

光「はい。今日からです」

光、なんだかちょっと楽しそう

生徒会に入って正解だったのかも

中「よし、光くんも来たしみんなで合わせよう」

伊「はい！」

♩～♫～

4人で奏でる音楽をボーッと聞く

前奏は多分、条件反射で目を瞑っても弾ける

前奏が終わると、高木さんの歌声が響く

俺はこの瞬間が好きだ

楽器がメインで前奏を弾き、そのあと

流れるように

でも力強くはっきりと

ボーカルの声が風に乗る

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

「Wow！wonderful ！」

だ、誰？

中「おおお！！お帰り！」

高「来てたんなら、連絡しろよ」

「sorry！ちょっとブラブラしてた」

伊・光「あ、あのー」

日本人？でも、英語の発音が人並み以上

中「紹介するね！この人は2年でうちのギター担当、岡本圭人だよ！アメリカに留学してて、たまにしか来れないけど、腕はいいよ」

岡「Nice to meet you！よろしくね」

伊・光「よろしくお願いします！」

この人がギター担当か...！

英語話せるなんて、カッコいいな

中「今合わせてるから、圭人もやる？」

岡「やるやる！.....あ、ピック忘れて来た」

高「.....はぁ」

岡「ご、ごめん！取ってくるぅ！！」

.......本当に大丈夫なのか？？