32 模擬テスト ページ32
伊野尾side
大「もうちょっといけたんだけどなー。ニアミスばっかりだ」
大ちゃんの模擬テストの結果は43点
赤点は取らなかったけど、目標の50点には届かなかった
伊「そうだね。凡ミス減らせば60点以上は取れそうだよ！」
大「うん...」
大ちゃんはしょぼんとしていて元気がない様子
でも、俺ももうちょっと取れると思った
やっぱりテストになると緊張もあるのだろうか
伊「解説読んだら、もう一回解いてみよう？」
大「うん...」
伊「大ちゃん？」
なんだか大ちゃんはボーッとしていて遠くを見てる
変な大ちゃん
.
放課後
中「伊野ちゃん勉強もできるの！？」
光「そうなんですよ！すっごいわかりやすくて、苦手な国語も割と解けそうです！」
伊「そ、そんな」
裕翔さんは興奮気味にパチパチ拍手してる
中「あ、テスト前の3日間は部活も停止して勉強だから、注意してね？」
伊・光「はい！」
高「へー。伊野尾くん勉強できるんだ？」
伊「...っ、高木さん」
高木さんは俺に近づいて後ろから話しかけてきた
俺は高木さんの歌を聴いてから、高木さんの『声』の虜になってしまい、不意打ちに声をかけられるとビクッとしてしまう
高「俺にも教えてよ」
伊「い、嫌です」
高「えーなんで？」
伊「なんでもです！」
俺の中ではまだ高木さんは『ヤバイやつ』というレッテルがあるから、なんて言えない！
中「それじゃ、テスト前で時間もないし練習始めよう！」
高「へいへい」
軽音部は楽しい
何より大好きなピアノが弾ける
でも一つ問題なのが、ずっと高木さんの声を聞かなきゃいけないこと
一つの教室でそれぞれ練習するから、他の楽器の音が絶えない
高木さんの声に弱い俺にとっては少し大変
思わずうっとり聞き惚れてしまう
ダメだダメだ
テスト期間中は練習できないから集中しなきゃ
高木さんの声に耳を貸さないように気をつけながらキーボードを弾く
何故だか俺の頭の中ではぼんやりと
朝、遠くを見ている儚い表情の大ちゃんが浮かんでいた
大ちゃん、何かあったのかな
43点がそんなにショックだったのかな
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Aduki(プロフ) - るりさんありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです！どんな展開になるのか、楽しんでくださいね！ (2019年2月12日 20時) (
レス) id: 5298804aeb (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - これはいのひかなのかやぶひかなのか。妄想が膨らみます！見てて楽しいです！ (2019年2月12日 18時) (レス) id: eeedadf368 (このIDを非表示/違反報告)
Aduki(プロフ) - こーちゃんさんありがとうございます！最近は更新が遅くなりがちですみません...。これからも頑張ります！ (2019年2月7日 16時) (レス) id: 5298804aeb (このIDを非表示/違反報告)
こーちゃん - Adukiさん はじめましてこーちゃんです！ 更新頑張ってください!! (2019年2月7日 9時) (レス) id: 19d7d59a6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aduki | 作成日時：2019年1月7日 16時
