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19 地雷 ページ19

八乙女side



入学式から2週間が経った







伊「大ちゃ〜ん!部活どこ入った?」








伊野ちゃんとはすっかり打ち解けて朝から俺と伊野ちゃんと光と一緒に行動するようになった


いわゆる「いつメン」みたいな








大「んっと、俺中学からサッカーしてたから高校でもまた続けようかな!」




光「いいじゃん!あ、そういえばここの高校めっちゃサッカー強いんじゃないっけ?」




大「そうそう!実を言うと、ここのサッカー部が目的で入ったんだよね〜」




伊「そうなんだ!頑張ってね」




大「任せろ!光と伊野ちゃんはどこ入った?」




光「俺はまだ入ってないなー。」




伊「俺もー。でもこの高校は今月中に必ずどっかの部活に所属しないといけないもんね。急がなきゃ」








そう、あと2週間で部活を決めなくては。
でも、大してやりたいこともない





中学の時はなんとなく野球やってたけど、高校入ってまたストイックに練習しまくる気にもなれなかった







光「和菓子食べたいから茶道部でも行こうかな。」





大「え、マジで!」





伊「俺はどうしよう。」





光「伊野ちゃんは中学の時何してたの?」





伊「あー...えっと、一応吹奏楽部だったよ」




大「伊野ちゃん楽器弾けるの!?すげー!!」




伊「全然だよ...。ピアノちょっと弾いてたくらいで...」







伊野ちゃんの元気がちょっと無くなった



もしかしたら地雷踏んだかもしれない...。







光「あー、えっとじゃあ、どっかの部活見学とか行ってみようか?伊野ちゃん!」





伊「...うん。そうだね!」








伊野ちゃんの表情はまだ暗いけど、声が少し明るくなった。何かあったのかもしれないけど、容易には聞かないでおこう







大「じゃ、俺部活行くから!またねー!」




伊「うん!バイバイ!」




光「また明日な〜〜」







出来るだけ、吹奏楽部には近づかないように気をつけよう。






光「じゃ、どこの部活行ってみる?」




伊「んー...。あんまり運動得意じゃないから文化部の方行ってみたいかな。」




光「おお!いいね!そうしよ」









伊野ちゃんはあまり自分のことは話さない



きっと話したくないからだ



だから吹奏楽部で何があったかもわからない









それを知ることができないのは、









それを知ろうとしないのは、









俺がそれを聞くことで伊野ちゃんを傷つけるのが怖いからだ

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Aduki(プロフ) - るりさんありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです!どんな展開になるのか、楽しんでくださいね! (2019年2月12日 20時) (レス) id: 5298804aeb (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - これはいのひかなのかやぶひかなのか。妄想が膨らみます!見てて楽しいです! (2019年2月12日 18時) (レス) id: eeedadf368 (このIDを非表示/違反報告)
Aduki(プロフ) - こーちゃんさんありがとうございます!最近は更新が遅くなりがちですみません...。これからも頑張ります! (2019年2月7日 16時) (レス) id: 5298804aeb (このIDを非表示/違反報告)
こーちゃん - Adukiさん はじめましてこーちゃんです! 更新頑張ってください!! (2019年2月7日 9時) (レス) id: 19d7d59a6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Aduki | 作成日時:2019年1月7日 16時

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