39 秘密の場所 ページ39
伊野尾side
昇降口に立った瞬間、立ち止まる
そこにいた生徒が一斉に俺を見たからだ
足が凍りついたように動かなくなる
まさか
昨日のことが...........?
だとしたら最悪だ
..........今すぐここからいなくなりたい
そんな風に思ってたら、いきなり腕をグッと引かれた
伊「...!?」
翔「ちょっと来い」
伊「え!?さ、櫻井先生!?」
部活の顧問の櫻井翔先生が俺の腕をとって引っ張っていく
伊「ちょっ....櫻井先生?どこ行くんですか!?」
翔「どこに行けば良いか分からないから止まってたんだろ?黙ってついて来な」
伊「......はい」
櫻井先生に腕を引かれるまま後ろを歩き、着いたのは保健室
............の奥の隠し扉!?
薬品棚の裏に引き戸があった
翔「入りな。ここは俺と相葉先生しか知らない隠し部屋だ。完全防音だからどんなに大きい声を出しても絶対に漏れないから。」
伊「こんな場所あったんですね」
部屋の中はそれほど広くはないけど、ボロボロの校舎に合わない綺麗な部屋だった
隅の方に少し大きめの一人用のベッドがり、真ん中には丸テーブルとソファーが向かい合って二つあった
シンプルな部屋
櫻井先生は棚を元の位置に戻すと、内側からドアに鍵をかけた
翔「こうしておくと、ここにドアがあってこの中に誰かがいるなんてわかんないだろ?
......昨日のこと、教えてくれるか?
絶対に口外しない。俺はお前の味方だ。」
伊「...はい。」
俺はゆっくり、昨日のことを話し始めた
手越さんに告白されたこと
手越さんを振ったこと
手越さんにキスされたこと
高木さんが俺を守るために手越さんを傷つけたこと
高木さんは俺を保健室に連れてった後、俺をベットにおろして、眠りにつくまでただそばに居てくれたこと
(高「大丈夫だよ。ゆっくり寝てな。」)
.......優しすぎる声でそう言ってくれた
翔「そっか。わかった。とりあえず今はここで休んでな」
伊「ありがとうございます...」
櫻井先生は部屋を出た
高木さん、
そんなに優しいなんて聞いてないよ
307人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Aduki(プロフ) - るりさんありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです!どんな展開になるのか、楽しんでくださいね! (2019年2月12日 20時) (レス) id: 5298804aeb (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - これはいのひかなのかやぶひかなのか。妄想が膨らみます!見てて楽しいです! (2019年2月12日 18時) (レス) id: eeedadf368 (このIDを非表示/違反報告)
Aduki(プロフ) - こーちゃんさんありがとうございます!最近は更新が遅くなりがちですみません...。これからも頑張ります! (2019年2月7日 16時) (レス) id: 5298804aeb (このIDを非表示/違反報告)
こーちゃん - Adukiさん はじめましてこーちゃんです! 更新頑張ってください!! (2019年2月7日 9時) (レス) id: 19d7d59a6b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Aduki | 作成日時:2019年1月7日 16時