21 キーボード ページ21
伊野尾side
中島さんに案内されてやってきたのは三階にある使われていない教室
相変わらずのボロさで床がギシギシいってる
それでも奥に並べられた楽器はしっかりメンテナンスがされていて綺麗だった
...キーボードもある
中「こんなボロッボロの教室だけど意外と練習はできるもんだよ！」
しばらくキョロキョロと見回していたが、そこでハッと気がつく
伊「あの、部員の方はどこにいるんですか？」
中「あー、えっと、訳あって今は俺だけなんだよね...あははは」
光「え！一人だけですか！」
中「いや、ほんとはあと2人いるよ」
伊「そうなんですか。でも3人だけなんですね」
中「そうそう...。俺の2つ上の学年はたくさん居たんだけど、今の三年生はいないんだよねー。だから今は2年生3人でやってるよ」
3人...かなりキツイ状態なんだな...。
中「さっきも言ったように、俺はドラム担当。そして、ギターとボーカルがそれぞれ一人ずついるよ。
今俺らの部に足りないのは、ベース担当とキーボード担当。
そこで！君たち一年生にこの楽器を弾いて欲しいのです！！」
キーボード...！俺ならできるかもしれない
光「なるほど...。伊野ちゃんは？」
伊「俺は...キーボードが弾きたいかな」
光「伊野ちゃんピアノ弾けるの？」
伊「うん！実はね」
中「マジか！！来たぞピアノ要員！！じゃあ、光君はベース...いける？」
光「弾いたことないですけど...。」
中「大丈夫大丈夫！初心者でも練習すれば誰でも上手くなるよ！」
光「じゃあ、やってみます！」
中「よっしゃーーーーーー！！！！！！
それじゃ、早速自由に楽器触ってみて！」
俺はキーボードの前に立ち、ゆっくりと指を置いた
慣れ親しんだ鍵盤の感触
その場で、中学の時嫌という程弾いた曲____吹奏楽の課題曲を弾いた
楽譜は無いけど、条件反射で勝手に指が動く
___やっぱり俺はピアノが好きだな
光「す、すごいよ伊野ちゃん！」
中「上手すぎるよ！びっくりしちゃった！」
伊「ありがとうございます！」
.
その後光もベースを演奏してみたが、中島さんは「センスある！」と言って光も嬉しそうだった
結局俺たちは軽音部への入部を決定した
これが、後に俺の人生を大きく変えることとなる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 307人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Aduki(プロフ) - るりさんありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです！どんな展開になるのか、楽しんでくださいね！ (2019年2月12日 20時) (
レス) id: 5298804aeb (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - これはいのひかなのかやぶひかなのか。妄想が膨らみます！見てて楽しいです！ (2019年2月12日 18時) (レス) id: eeedadf368 (このIDを非表示/違反報告)
Aduki(プロフ) - こーちゃんさんありがとうございます！最近は更新が遅くなりがちですみません...。これからも頑張ります！ (2019年2月7日 16時) (レス) id: 5298804aeb (このIDを非表示/違反報告)
こーちゃん - Adukiさん はじめましてこーちゃんです！ 更新頑張ってください!! (2019年2月7日 9時) (レス) id: 19d7d59a6b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Aduki | 作成日時：2019年1月7日 16時
