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触れる直前で、ふと目の前が何かによって遮られ、暗くなった。
「はい、ここまで〜」
「し、しゆ「もう十分デショ」
しゆんの手のひらによって目元がおおわれていることに気づいた。
そのまま引き寄せられ、
ストンっと背中がしゆんに預けられる。
遮っている手をグイッと下ろすも、
引き寄せたまま離す気配はない。
「そろそろ〜デートしたいんで〜
解散してもらっていいっすか」
て「え〜!しゆちゃのケチ!」
ま「まぁまぁ、てるちゃん。
ほら、また今度集まればいいんだよ」
て「まひちゃん。それ……ありだね」
ブーブーと文句を言っていたのに、
なにやら密かな企みに変わっている2人に、
「ねぇから(笑)」
と、中指をたてている。
……こらこら。
そ「しゆんがそう言うなら仕方ないか。
んじゃ、会計は……」
そうまさんが会計を呼ぼうとすると、
ば「お会計済ませてるよ〜ん」
と、すでに伝票を店員に渡しているばぁうくん。
「えっ?いや、悪いです……!」
ば「いーのいーの。押しかけたの俺らだし、
ま、しゆんのこと今後ともよろしくね〜ってことで。
素直に奢られてよ」
「……すいません、ありがとうございます」
ば「まぁ、Aちゃんが、可愛いって言うのも、あるけどね?」
「え?」
「おい」
ば「おーこわ(笑)」
「うっさい……ちょっと、嫌だけど、
俺トイレ行くから、なんかあったら叫べよ」
「いってらっしゃい」
少し不服そうに、しゆんがトイレへと消えた瞬間。
そ「さっき、俺が触れようとした時見た?
あからさまだったな(笑)」
ば「見た!やばかったよね?!(笑)」
て「あんなしゆちゃ、初めて見たね」
ま「Aちゃんが大事なんだね〜」
「え、?」
ば「えっ、まさか気づいてないの?」
そ「あぁ〜帰ってから聞いたらいいよ(笑)」
???
て「それにしても、Aちゃん、めっちゃいい子で安心した!」
ま「かわいいしね!」
「そ、そんな、」
そ「それはそうだな〜」
ば「俺らの界隈、特にね〜。色々気を付けなね」
色々、気をつける…か。
「……その時は、
ちゃんとしゆんの為にできることをするので」
然るべき時が来た時の覚悟はいつでも出来てはいる。
4人が見つめる中、真っ直ぐ答える。
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Moon(プロフ) - みずきさん» まさかのまひさん(笑)最高の褒め言葉すぎます(TT)♡メンバーとの絡み、雰囲気出せてて安心しました!次作もちょこっと出ますのでお楽しみに( ˘꒳˘)☆ (2022年8月14日 23時) (レス) id: 02a74fbdb5 (このIDを非表示/違反報告)
Moon(プロフ) - 花音さん» メンバーに嫉妬するかどうか悩みましたが、胸きゅんしてくれたのなら良かったです(˶´˘`˶)更新は今勢いついてるので、しばらく連日投稿になると思いますので、ゆっくり見に来てください★*゚ (2022年8月14日 23時) (レス) id: 02a74fbdb5 (このIDを非表示/違反報告)
みずき - てぇてぇし、絡み最高だし嫉妬してるのもいいしまじかよそれさぁ!!((すみません調子のりました ほんとに最高なのでがんばってください!! (2022年8月13日 9時) (レス) @page11 id: e41f8fb311 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - Moonさん返事がかなり遅くなってすみませんm(__)mいえいえです(*´-`)メンバーに嫉妬するしゆん君に胸キュンしました( *´艸`)更新はゆっくりで大丈夫ですからね♪ (2022年8月13日 1時) (レス) @page11 id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
Moon(プロフ) - 花音さん» 初めまして花音さん☆*゚コメント、感想ありがとうございます(TT)面白いと言っていただけて嬉しいです!最後まで楽しめますように(* ᴗ ᴗ)応援のおかげで更新頑張れます♡!! (2022年8月11日 17時) (レス) id: 02a74fbdb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Moon | 作成日時:2022年8月10日 17時