東海オンエアのバディさん！

りょうと気持ち ページ24

りょうside





今日は撮影はオフの日で、朝からできてなかった自分の用事が終わると昼すぎで


やっと引越しの整理が落ち着いて


人を呼べるような空間になってきた





俺が最初に呼びたい子は、あの子しかいない。


でも家に呼ぶのは、ちょっと抵抗がある


一応、仕事パートナーだけれど男女ではあるし、



いやいやでもね？彼女は、てつやの家に泊まる時もあるし、たまにだけど

この前は酔って、迎えに来てくれたとしみつの家で泊まったみたいだし



家に呼ぶぐらいは許されるんじゃ？



どうしようかと悩んでいると、机の上に放っていたスマホが着信を知らせる




通知画面を見て、ちょっとドキッとした




「もしもし？」




『もしもし、りょうくん！今何してる？』




「やっと引越しの整理が終わったところ」




『今、手あいてたりしない……？』



「どうしたの？」




『一緒に撮影の買い出しに行ってほしいです……』





「なんだ、いいよ」




『ごめんね……！休みの日なのに』




「俺はAと過ごせるから全然いいよー笑」



『もう！りょうはイタリア人なんだから！！』



「どういうこと笑 俺が迎えに行くよ〜。」




『本当にありがとう。待ってるね』







こういう時に頼ってきてくれるのは本当に嬉しい。ちょっと周りに勝ってるみたいで。


休みの日に、Aに会えるのは幸せだよね、



あーあ、もう少しこの気持ちには気づかないままでいたい。




てつやも、としみつも、ゆめまるも、虫さんも、しばゆーも、Aちゃんも、



俺はみんなで今までみたいにワイワイやっていけたらいい。



俺が、この胸の気持ちを知ってしまえば



それを壊してしまいそうで




まだ気づかないままが幸せなんだ、



分かってる。




誰のものにもならないでいてね




まだ。



俺のものにも、なっちゃダメなんだ。







また俺は、君に会いたくて、脚を動かしてしまう






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