それは不可抗力から始まった・・・のかもしれません。

君がすること、ひとつひとつに ページ36

伊「そろそろクイズ大会に向けての対策していくよ!
早速過去の大会のデータ化してね!」

クイ研の朝は、伊沢さんの元気ハツラツ☆とした声で始まる。もちろん今日も例外じゃないようで。
その一言でサークルは急に活発になっていく。


伊「あ、クイ研に入ったのは初めてです、っていう人はどれくらいいたんだっけ?」

私を含めた数人の手が上がった。

伊「オッケー。今日は別室借りることができたから、そこでちょっと勉強して欲しいことがあるんだ。
別に水上は普通にデータ化の作業手伝っていいからね。」

「僕だってクイ研入るの初めてなんですが。」

伊「だからって、お前は間違いなく経験者!
じゃなきゃ高校生クイズ２連覇しないだろっ。」

「はいはい・・・分かりましたよ。」



『あーあ、知香を一人にしたくなかったのにな・・・・・』
と、颯くんが耳元でささやく。

わざとこんな事をしているのは、分かっているんだけど。
それでも、その吐息で耳まで真っ赤になってしまうのは、やっぱり止められなくって。

よっぽど赤く染まっているのか、颯くんは私を見つめて
クスリ、と笑った。


「じゃあ・・・行ってらっしゃい。」

「ん、行ってきます。」

手を小さく振って笑う颯くんは、まるでエンジェルの様で。
それにつられて私もバイバイ、と言って微笑んだ。





期末テストが２１日、２２日にあるので、そろそろ更新できない日が出て来る・・・かもしれません。
まあ、無理をしない程度に頑張っていこうと思います。

伊沢さんは何を企んでいるのか?
ちょっと勘付いて来た人もいるかもしれませんね。
彼には、例の「可愛い後輩はボコボコ」というテンションで、水上さんに接してもらおうと思ってます。
ってかやってますけどね、既に。
なのでS？になるかもしれません。

・・・では、
Goodnight have a nice dream!
(分かる人には分かる。知ってる人いたら、
コメント頂けると嬉しいです!)

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