私は何をしても天使に見えるっぽい【闇AU】

第32話⚠︎ ページ32

『あ゛あ゛あ゛あ゛ｯｯｯ！！』


目から黒い何かを流した骨は僕の足にナイフを容赦なく刺しこみ

勢いよく抜く

辺りに血が飛び散るし

骨や血管、自身の肉を無視して容赦なく痛めつける

手足は当たり前の如く縛られていて

抵抗も何も出来ない

できることといえば

息をして、歯を食いしばって耐えること




「A？思い出してくれた？？」

『ぁ゛ぅ゛ｯ、や……めて…

思…い゛だし…たかｯ…、らぁ』


痛みで朦朧とする意識の中

消えそうな声で絞り出す

声を発してる最中もナイフを動かすのを辞めない

こんな地獄みたいな傷みで思い出さないわけが無い

キラーの愛情は誰よりも痛い



でも、それでも嬉しいんだ


だけど流石に……やり、すぎ__


killer「………

……

……！！！！！


本当？！？！A！！！」

『ｯ、ん、……う゛、』


ぱぁっと僕の血が飛び散った顔を明るくして

また僕に質問する

やっとのことで頷くと


killer「…そっか、…そっかァ……！！」


その顔は本当に、心の底から嬉しそうだった

僕も…なんだか嬉しくなった



killer「じゃあさ、また出会えた、思い出せた記念に



ヤんない？？」

『う、ぇｯ…？』


足が痛いのにも関わらず、意識が朦朧としているのに

思わず顔を上げた



………え？

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