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紫「………勝手に離れんなよ」
慣れない北の地の気温で
凍えそうだった体を
強すぎるほどの力で後ろから抱き締められる
突然のことで驚いてしまったけれど
視界に入り込んだ手の甲の血管を見ただけで
もう…あなただと確信してしまう
『………紫耀、来てくれたの？』
紫「一人で戦うなって言っただろ？」
『…ごめんなさい…でも私は
King＆Princeを守りたかった…』
紫「……うん…分かってる」
……震える…声が震える
日下部さんに言われた通りの人間に
私はなれないのかもしれない
この言葉を伝えたら
私がKing＆Princeを壊してしまうのに
それでも私は…
『みんなと…一緒に居たい
紫耀と離れるなんて…無理だよ…』
抱きしめる紫耀の腕の中で
体を反転させ向かい合わせになると
彼の腕を掴んで訴えた
勝手に脱退して、勝手に飛行機に乗ったくせに
離れたくないなんて我儘すぎる私の叫び
それなのに紫耀の瞳は
変わらずに優しくて
愛おしそうに私を見つめるんだ
紫「俺だって離れるつもりなんてない」
『……でもKing＆Princeが』
紫「あいつらが行けって言ったんだ」
『……え？』
紫「俺が配信よりも
Aを探しに行きたいって伝えたら
絶対に連れ戻して来いって」
今まで彼らと過ごした日々が
走馬灯のように頭の中で蘇る
初めから私を
孤立させないようにしてくれた海人と
二人の重なった歌声を聞いて
私を認めてくれた岸さんや
捨て身で挑んだ撮影で
私の本気を感じ取ってくれた神くん
体を張って守った廉は
今は過剰なくらいに私を受け入れてくれる
誰一人として欠けてはいけない大切な仲間
そんな想いを彼らは
私の為に感じてくれているなんて…
生配信での言葉を思い出すと
一つ一つが心に沁みて
嬉しいのに胸が苦しくて堪らなくなった
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莉衣子(プロフ) - 英里佳さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！次へのやる気が出ました！頑張ります😆 (10月12日 12時) (
レス) id: b19a23a34c (このIDを非表示/違反報告)
英里佳 - かなり感動しました‼️‼️次回の作品も楽しみにしてます✨ (10月11日 21時) (レス) @page25 id: 1f7c01fbe9 (このIDを非表示/違反報告)
莉衣子(プロフ) - Rさん» コメントありがとうございます！他のお話も読んで頂けたなんて嬉しい限りです！更新頑張ります☺️ (9月30日 23時) (レス) id: b19a23a34c (このIDを非表示/違反報告)
R - この作品がすごく面白くて他の作品も全て読ましていただきました！ほんとに面白かったです！この作品の更新頑張ってください！！ (9月25日 23時) (レス) @page13 id: a5a8f6f8a3 (このIDを非表示/違反報告)
莉衣子(プロフ) - sho♡さん» コメントありがとうございます！更新ペースが落ちてしまってますが完結させますので最後までお付き合い頂けると嬉しいです😊 (8月29日 6時) (レス) id: b19a23a34c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉衣子
| 作成日時：2023年6月21日 12時
