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廉「最後にAさんに謝りたくて」
『……謝る？』
廉「結婚を控えた人に
俺は最低なことをしてしまいました
本当にすみませんでした」
廉くんは、また私に向かい深く頭を下げる
このまま私が学校に来なくなったら
何も無かったことに出来たのに
そう出来ないところが廉くんなんだよね…
廉「でも…今まで言った言葉は
全部嘘なんかじゃないです」
もしかして…廉くんは
彼女に想いを伝えに来たの？
私ではない彼女への想いを
私は受け取らなければいけないんだ…
廉「俺…Aさんに惹かれてました」
『………』
こうなるように望んだのは私…
天国の入り口で選択したのは…私なんだよね…
それなのに今は
彼から��好き��の言葉は聞きたくない…
廉「……でも…バーベキューの帰り
Aさんが俺に言った言葉を聞いて
気付いたんです」
『………え？』
廉「あの時、間違えて
俺を廉くんって呼んだでしょ？」
確かに…呼んでいたかもしれない
いつもは永瀬くんと呼んでいたのに
七瀬Aとしての感情が溢れて
廉くんと呼んでしまっていたんだ
廉「��ごめんね、廉くん��は
あの子と最後に交わした言葉」
『………あの子…もしかして？』
廉「いつも話していたAちゃんです
最後に交わした言葉も忘れられへんくらい
俺が大好きやった子です」
…信じられない言葉だった
だって、あの時…確かに廉くんは言ったんだ
『……嘘…だって！
タイプじゃないから無理って！』
廉「そんなところまで話しましたっけ？」
『………あ…いや、うん』
廉「話してたなら誤解を解かせて下さい」
『…誤解って？』
また二人で過ごした日々を辿り
廉くんは思い出話をしてくれた
だけど今回のお話は
私が知っている同じ記憶ではなくて
廉くんだけが知っている
今の二人を作り出すことになった記憶だった
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莉衣子(プロフ) - manaさん» コメントありがとうございます！私もこの神様がお気に入りです😊またお暇な時にでも読みにいらして下さいね！ありがとうございました☺️ (3月8日 13時) (
レス) id: b19a23a34c (このIDを非表示/違反報告)
mana - 平野さんの喋り方がすごく個人的に好きです!永瀬くんと最後に出逢えて良かったですね!!心温まるお話、ありがとうございました! (3月7日 23時) (レス) @page50 id: 0454c0eb42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉衣子
| 作成日時：2023年1月14日 11時
