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岸「…ありがとう、A」
海「俺たちだって
みんなAが大好きだよ」
神「そうだよ、だから大丈夫」
『………うん』
誰かが私の頭を撫でて
泣いてる気持ちを落ち着かせようとしてくれる
だけど、目の前で並んで立つ紫耀と廉が
顔を見合わせて何か言いたそうにしていた
廉「あのさ…Aの言葉は嬉しいんやけど
何て言うか…」
『……うん？』
紫「言いにくいんだけど…
Aは何の話をしてるの？
俺たちの絆が何だとか言ってたけど？」
『…え？……だってみんなが大切なことを
じゃんけんで決めようとするから』
また二人は視線を合わせ
アイコンタクトで会話をしているけれど
その表情は何かに気付いたようだった
紫「もしかして……苺大福のこと？」
『……へ？…苺大福？』
廉「そう、みんなでおやつに食べた苺大福
あれ一つだけ余ってたやろ？
だから誰が食べるか決めてたんやけど」
『………い…いちご…だいふく』
海「Aはさっき３つも食べてたから
さすがにもう要らないかと思って」
…勘違いだったんだ
自分の取り合いかと思っていたなんて
顔から火が出そうなくらい恥ずかしい
でも…勘違いで良かった
みんなのこと大好きだけど
この絆を壊すことだけは絶対にしたくなかった
だから本当に…本当に良かった…
ホッとしたら
私の涙は更に壊れたように
溢れ出してしまったんだ
それを見た５人は
目の前で漫画みたいに
あたふたと慌て始めている
岸「そんなに食べたかったの！？」
廉「おい、誰や！？
Aはもう食べへんって言うた奴！」
海「だって３つも…え〜…」
紫「Aがよく食べるのは
俺らが一番知ってるだろ？」
神「３つ食べても食べたいんだよね？」
『…うぅ…食べる……食べるもん』
神「ほら、食べたいんだって」
…やっぱり愛おしい人たちだ
こんな人たち
この世界の何処を探しても他には居ない
彼らと出会えた私は本当に幸せ者だね
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莉衣子(プロフ) - みけさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！思ったより書けませんでしたが短編集を再開して良かったです。私も前向きに…と自分に言い聞かせてます！🥹 (5月17日 21時) (
レス) id: b19a23a34c (このIDを非表示/違反報告)
みけ(プロフ) - 短編集すごく面白くて楽しくて嫌な仕事を忘れられる時間でした。素敵な時間をありがとうございます！最後のお話に涙が出ましたが、莉衣子さんが前向きに考えて書いてくださったお話のように私も前向きに受け止められる日がくることを願います...!! (5月15日 21時) (レス) @page46 id: fa85b03389 (このIDを非表示/違反報告)
莉衣子(プロフ) - 廉くん大好き。さん» 本当にそうですよね😔バラバラになっても応援すると思いながらも、やっぱり５人が…って思ってしまいます。最後まで読んで下さってありがとうございました☺️ (5月14日 21時) (レス) id: b19a23a34c (このIDを非表示/違反報告)
廉くん大好き。 - お話し読ませてもらいました。感動して泣きそうになりました。やっぱりキンプリは５人のままがいいです。 (5月14日 8時) (レス) @page46 id: 2923af73fe (このIDを非表示/違反報告)
廉くん大好き！ - 廉くんが猫ちゃんだったらすごくかわいいだろうなって思いました。飼ってみたいとも思いました。 (2023年3月18日 11時) (レス) id: 25da82024a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉衣子
| 作成日時：2022年11月28日 13時
