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『水…ですか？』
岸「そう、ただの水です！
飲んでみたけど至って普通の水です」
『ふふ、またですか？』
岸「うちの商品で
効果を得られたことがないからね」
紫「そんなこと言って大丈夫ですか？」
岸「大丈夫、Aちゃんのことは
信頼してるんだから」
『嬉しい、ありがとうございます』
自分の会社の商品を
一度も褒めたことのない岸さん
こういう自然体なところが素敵なんだよね
憎めないというか面白いんだよ
岸「新発売のイベントでは
キャップのところにマスコットを
おまけとして付ける予定なんだ」
『コンビニで良く見るやつですか？
おまけが付いてると
つい選んじゃうんですよね』
岸「そうだよね！これ俺のアイデアなんだよ」
『さすが岸さん、やっぱりすごいです』
岸「だろ？そんなに褒めてくれるのは
Aちゃんくらいだよ
…って…電話だ、ちょっとごめんね」
頭をペコペコと下げながら
岸さんは喫茶店を出ると
ガラスの向こうで電話を始めていた
紫「Aちゃん、すごいよ
岸さんの心を鷲掴みにしてるよね」
『ふふ、そうかな
岸さんが面白いから楽しくて』
紫「確かに面白いよね、岸さん」
岸さんから聞いた話を
頂いた資料にメモをしている向かいで
紫耀くんは楽しそうに笑っていた
だけど、その顔は何かを考え始めると
すぐに笑顔を消したんだ
紫「…Aちゃん、ごめんね」
『……え？』
突然の謝罪だった
卒業式の後、確かあの日も
紫耀くんはこんな風に唐突に
私に謝罪をしてくれていた気がする
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莉衣子(プロフ) - enaさん» 嬉しいコメントをありがとうございます！是非他のお話も読んでみて下さいね😄 (2023年1月14日 22時) (
レス) id: b19a23a34c (このIDを非表示/違反報告)
ena(プロフ) - 初めて占ツクで泣いた、、、、めっちゃ良かった、、、、 (2023年1月14日 15時) (レス) @page46 id: 9602eac128 (このIDを非表示/違反報告)
莉衣子(プロフ) - ぬれおかきさん» こんにちは。泣いて頂けるなんて嬉しい限りです！是非また読んでやって下さい。他のお話もお暇な時にでも覗いてみて下さい！ありがとうございました😄 (2022年6月12日 21時) (レス) id: b19a23a34c (このIDを非表示/違反報告)
ぬれおかき - こんにちは！この小説初めて読んだんですけど、主人公に感情移入しすぎて号泣しちゃいました😭 主さん天才ですね！この小説が恋しくなったらまた読みに来たいと思います笑😁 (2022年6月12日 18時) (レス) @page46 id: e9500e9e81 (このIDを非表示/違反報告)
莉衣子(プロフ) - ノンさん» ドラマと設定が一部だけ似てると思い公開を控えていましたけど全く違う展開でしたので公開しました。だからドラマが元ではなくて一応オリジナルです😊 (2022年6月4日 10時) (レス) id: b19a23a34c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉衣子
| 作成日時：2022年4月5日 10時
