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紫耀くんは子供の頃の
面影を残していたけれど
すっかり成長した姿は
想像していたよりもずっと格好良くて
廉くん同様に直ぐに噂になるほどだった
廊下には別のクラスの女子が群れを作り
放課後になる頃には有名人だった
美「Aのお隣さん
あっという間に有名人だね」
『あ、美波』
一緒に帰る為に私の元へとやって来た美波は
関心したように紫耀くんを見ていた
紫「あれ、君も��みなみ��さん？」
美「私は下の名前が美波なの」
紫「へぇ、Wみなみだ」
美「ふふ、みんな同じことを言うよ」
…まだ信じられない
これから毎日、紫耀くんに会えるなんて
廉「Aちゃん、一緒に帰ろう」
紫「…え」
現れた廉くんを見て
紫耀くんは何故か目をまん丸にして
廉くんに釘付けになっている
廉「…俺の顔に何か付いてる？」
紫「ビックリした！めちゃくちゃイケメン」
廉「いやいや、お前に言われたくない」
紫「俺なんて足元にも及ばないよ」
廉「謙遜すんな、お前の方が格好良いわ」
紫「いや、君の方がイケメンだって」
…何だこれ
目の前で繰り広げられる
時間の無駄遣いにも感じる光景
そう思っていた
私の言葉を代弁してくれたのは…
美「煩い！イケメンの押し付け合いするな！
その遊び、あんた達にしか出来ないわ」
『ふふ、本当だ』
廉「遊んでへんよ、こいつが認めへんから」
紫「こいつじゃない、紫耀だから」
廉「俺も君じゃない、廉って呼べ」
紫「だからね、廉の方が」
廉「いや、紫耀やから」
美「…はあ、この時間要る？」
『ふふ、気が合うみたいだね』
二人は直ぐに打ち解けて
それから私たちは
いつも４人で過ごすことになる
だけど…紫耀くんとの再会は
ただ甘いものでは無く
リンゴジュースのように甘酸っぱくて
恋だけじゃなく
ここにある友情さえも
形を変えてしまうことになるんだ
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莉衣子(プロフ) - さゆりさん» 読んで頂きありがとうございました☺️嬉しいコメントまで頂き有難いです。これからも頑張りますのでまた読みに来て下さると嬉しいです😄 (2022年5月4日 13時) (
レス) id: b19a23a34c (このIDを非表示/違反報告)
さゆり(プロフ) - おすすめにあって一気に泣きながら読みました！！運命かな？とっても素敵で切なくて温かいお話でした！これからも楽しみにしています！ (2022年5月4日 5時) (レス) @page46 id: c3a1464b6f (このIDを非表示/違反報告)
莉衣子(プロフ) - mさん» はじめまして、コメント有難うございます😊やっと2を公開しました。お暇な時にでも読みに来て下さい😃 (2022年4月22日 21時) (レス) id: b19a23a34c (このIDを非表示/違反報告)
莉衣子(プロフ) - さくらえびさん» 遅くなりましたが続きを更新しました。ご期待に添える内容かは分かりませんが読んで頂けると嬉しいです😄 (2022年4月22日 21時) (レス) id: b19a23a34c (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - はじめまして。夜中に一気に拝見し、深夜のテンションでコメントさせていただきます🥲似てる設定…かのきれかな😦って思いましたが、かのきれより全然面白いですドラマ化して欲しいくらい🥺🤭第二章楽しみにしています🥰 (2022年4月13日 3時) (レス) @page47 id: f8f66dee73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉衣子
| 作成日時：2022年3月25日 22時
