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廉「心のどこかでAちゃんは
紫耀を好きになることは無いって
安心してたんかもしれん」
『………』
廉「俺のライバルは初恋の相手だけ
その人が現れへんかったら…って」
私もそう思いたかった
ずっと待ってたのに…
紫耀くんだけを想い続けてたのに…
こんなことなら…
こんな想いをするなら…私は紫耀くんに…
廉「もう…初恋の相手のことは忘れたん？」
『忘れたい…会わなければ良かった…』
廉「…え？」
『こんな想いをするなら
もう会わなければ良かった…』
廉「どういうこと？…再会してたん？」
何を守って、何を手離して良いのか
もう考えられない
頭の中がぐちゃぐちゃに溢れ返って
苦しい気持ちを吐き出してしまいたい…
『……紫耀くんなの
私が待っていた初恋の相手』
廉「…紫耀？…え？」
『私がみいちゃん…』
廉「待って、だって…あいつ
…それは美波が嘘を付いてるってこと？」
『…うん、こんな話を信じられないよね』
中学から美波と仲が良い廉くんに
彼女が嘘を付いているなんて言ったら
不快にさせてしまうかもしれないのに
話し出したら抱えきれなかった荷物を
一つずつ降ろして行くように楽になって
言葉を止めることが出来なかった
私の言葉に驚いた表情のままの廉くんに
何を言われてしまうのか怖くて
息を飲んでその瞬間を待っていたけれど
言葉よりも先に彼はスマホを取り出した
『…廉くん？何をするの？』
廉「あいつらまだ学校に居ったから
呼び出して美波の嘘を紫耀に話す！
Aちゃんにも謝罪させなあかん」
興奮気味に話しながら
スマホを操作する廉くんを
咄嗟に『待って！』と声を上げ
その手を止めさせていた
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莉衣子(プロフ) - さゆりさん» 読んで頂きありがとうございました☺️嬉しいコメントまで頂き有難いです。これからも頑張りますのでまた読みに来て下さると嬉しいです😄 (2022年5月4日 13時) (
レス) id: b19a23a34c (このIDを非表示/違反報告)
さゆり(プロフ) - おすすめにあって一気に泣きながら読みました！！運命かな？とっても素敵で切なくて温かいお話でした！これからも楽しみにしています！ (2022年5月4日 5時) (レス) @page46 id: c3a1464b6f (このIDを非表示/違反報告)
莉衣子(プロフ) - mさん» はじめまして、コメント有難うございます😊やっと2を公開しました。お暇な時にでも読みに来て下さい😃 (2022年4月22日 21時) (レス) id: b19a23a34c (このIDを非表示/違反報告)
莉衣子(プロフ) - さくらえびさん» 遅くなりましたが続きを更新しました。ご期待に添える内容かは分かりませんが読んで頂けると嬉しいです😄 (2022年4月22日 21時) (レス) id: b19a23a34c (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - はじめまして。夜中に一気に拝見し、深夜のテンションでコメントさせていただきます🥲似てる設定…かのきれかな😦って思いましたが、かのきれより全然面白いですドラマ化して欲しいくらい🥺🤭第二章楽しみにしています🥰 (2022年4月13日 3時) (レス) @page47 id: f8f66dee73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉衣子
| 作成日時：2022年3月25日 22時
