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そして、その日は突然やって来る
今日は海ちゃんはバイトの日だった
マネージャーの仕事を残って済ませ
一人で歩く帰り道
大学とマンションの間にある喫茶店
やっぱり、ここを通ると
海ちゃんに会いたくなるんだ
だから私はよく帰り道に
喫茶店に寄り海ちゃんが終わるのを待って
一緒に帰ったりしていた
最近はもう常連のように
なってしまってるかもしれないな
『こんばんは』
紫「A、いらっしゃい」
そこには海ちゃんは居なくて
私は無意識に野菜の段ボールが見える
バックヤードへと視線を流した
紫「海人？」
『はい、そろそろ終わりかと思って』
紫「今、買い出し行ってるから
戻って来たら帰れるよ」
『そうですか、じゃあ待ってます』
紫「本当に姉弟みたいに仲良いよね」
『…どの辺がですか？』
紫「過保護なところとか？
可愛くて仕方ないって感じる」
だって、可愛くて
愛おしくて仕方ないんだもん
紫「あと海ちゃんって呼んでるからかな？」
『みんなが海人って呼ぶからです』
私だけ…私だけの特別が欲しかったの
呼ばれた名前だけで私だと分かるような
そんなたった一人になりたいんだ
紫「海人にべったりじゃ彼氏出来ないよ」
『……』
紫「Aは…」
海ちゃんじゃなきゃ
彼氏なんて意味は無いんだよ…
そのあとも平野さんに
話し相手になって貰っていたら
結構な時間が過ぎていたみたいだった
紫「あれ、海人、帰ってたんだ？」
突然、平野さんはバックヤードに向かって
声を掛けていた
海「はい、買って来たもの
全部、冷蔵庫入れておきました」
紫「ありがとう
Aが待ってるから
もう上がってくれて良いよ」
海「はい、分かりました
お先に失礼します
…A、帰ろうっか」
…いつもは来たら喜んでくれていたのに
今日の海ちゃんからは喜びなんて感じなくて
珍しく、あまり笑わない海ちゃんに
私は胸騒ぎを感じていた
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莉衣子(プロフ) - sugarさん» コメントありがとうございます！年下の海ちゃん…って最高過ぎますよね😆このお話は国宝級イケメン二人のキャラも結構好きでした。海ちゃんの男スイッチの入ったダンスがまた見たいですね😊 (7月8日 9時) (
レス) id: b19a23a34c (このIDを非表示/違反報告)
sugar(プロフ) - ふわふわ海ちゃんのストーリー、めちゃめちゃ良かったです！お互い好きなのにすれ違って気付けなくて…違うの違うから〜と何度声に出したくなったか！こんな国宝級イケメン２人を振ってみたいもんですね笑それにしてもツキヨミの海ちゃんのダンスが好きすぎる私です。 (7月7日 12時) (レス) @page45 id: 6fcf1f20df (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 莉衣子さん» キャラ的にはカラフラブルのキラ様みたいなやつ（） (2021年5月28日 16時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
莉衣子(プロフ) - しおりさん» 貴族！！めっちゃ想像してもうた！！笑 (2021年5月28日 15時) (レス) id: b19a23a34c (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 莉衣子さん» 神宮寺は国彼なので貴族です（） (2021年5月27日 23時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉衣子
| 作成日時：2021年5月8日 22時
