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頭では分かってるのに…
受け入れてしまえば
後で海人を傷つけてしまうことも
もし誰かに見られていたら
スキャンダルになってしまうことも
だけど…突き放せない
頭じゃなくて心と体が彼を求めてしまうんだ
一瞬だけ彼を引き離そうかと
迷って彷徨っていた両手で
彼のパーカーの背中辺りをぎゅっと握った
すると私の肩に置いていた海人の手が
背中をなぞってキスをしたまま
私を包み込んだ
このまま時間が止まれば良いなんて
少女漫画の中だけだと思っていたけど
今まさにこの言葉が頭の中で繰り返される
…でも、このままでは居られないんだよね
��海人、大好きだよ��
伝えられないセリフを心の中で呟いてから
私は彼からゆっくりと体を離した
近い距離でまた真っ直ぐ見つめられたけど
今度はその目を逸らして言った
『…ごめん、時間だ
社長を待たせるとまずいから行くね』
海「…え？待って」
海人の言葉が聞こえたけど
私は決意が揺らぐ前に走りだした
そして、車に戻った瞬間…声を上げて泣いた
もう二度と呼ぶことのない彼の名前を
何度も何度も呼びながら…
泣いて胸の痛みを消したかったけど
どんなに泣いても痛みは消えてくれなかった
.
それから重い足取りで向かったのは社長室
社「じゃあ、報告してくれ」
『…Princeとも話をしました
彼らも特別親しい女性は居ません
とてもファンを大切にしていましたし
スタッフへの気遣いも完璧でした』
社「君はどう思うかね
彼らはアイドルとして成功しそうか？」
『彼らはこれからもっと
それぞれの色を持って
キラキラと輝き続けます
彼らをデビューさせてあげて下さい
よろしくお願いします』
社長の眉がピクリと動いたのが見えた
社「君の言葉で決めたよ
彼ら６人をKing&Princeとして
デビューさせよう」
『…ありがとうございます』
紫耀、廉…そして海人デビューが決まったよ
やっぱり枯れることがなかった涙が
ここでも溢れ出したけど
私はまだやらなければならないことがある
『社長…もう一つお話があります』
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君のデビューが決まったあの夜
君の想いと温もりを全身に感じたあの雨の中
君との思い出はこの日が最後だった…
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莉衣子(プロフ) - よしさん» 何度もすみません、悩んだ結果アンブレラはパス付きで置いてます。作品一覧をご覧下さい。お待たせしました。 (2020年9月21日 9時) (
レス) id: b19a23a34c (このIDを非表示/違反報告)
莉衣子(プロフ) - よしさん» こちらこそコメント頂いて、編集のやる気が上がりました。ありがとうございます。 (2020年9月20日 19時) (レス) id: b19a23a34c (このIDを非表示/違反報告)
よし(プロフ) - 莉衣子さん！！返信ありがとうございます！楽しみにしてます！ (2020年9月20日 17時) (レス) id: eebe64cef8 (このIDを非表示/違反報告)
莉衣子(プロフ) - よしさん» 初めまして、コメントありがとうございます。アンブレラは編集終わり次第パスは外します。少々お待ち下さいませ。あとアンブレラは読み直してフラグを立てようと考えいます。若い方だったらすみません。 (2020年9月20日 15時) (レス) id: b19a23a34c (このIDを非表示/違反報告)
よし(プロフ) - はじめまして！素敵な話を毎回楽しみに読ませて頂いてます!!すみません。アンブレラを読みたいのですが、パスワード教えて頂けないでしょうか？ (2020年9月20日 2時) (レス) id: eebe64cef8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉衣子
| 作成日時：2020年5月25日 13時
