Ｎｏ．5 ページ6
＊
1年後。
〔公園〕
男の子1｢お前だれー？｣
『わ、わたし A』
女の子｢お母さんはー？｣
男の子2｢ぼくたちのママは、あそこにいるよ
けど、Aちゃんのママはいないじゃん！｣
『Aのおかあさん、お外のくに にいるの』
女の子｢お外のくに？｣
男の子1｢いねぇーじゃん！｣
男の子3｢Aちゃんウソついてるー！｣
『う、ウソじゃないよっ！Aのおかさん
ホントにいるよ！』
友達と遊べば帰りの際に親が迎えに来ていないことを言われた。
男の子2｢ウソだーぁ！ホントはいないんでしょ｣
『い、いる！！』
男の子1｢じゃあ、つれてきてよ｣
『ｯ…つれてこれない』
男の子1｢やっぱいねぇーじゃん！｣
男の子2｢ウソつきだ〜！｣
母達 ｢｢｢ほら、もう帰るよー｣｣｣
男の子達｢｢｢｢は〜い｣｣｣｣
＊
数分後。
燈｢…あれ？A、こんなとこで何やってんだよ？｣
『ッ……』
燈矢君の声がしたかと思えば体が勝手に抱きついていた。
燈｢A、どうしたんだよ。なんかあった？｣
抱きついたまま黙ってしまった私に
少し困った顔をしていた彼。
燈｢お〜… 『と、うやくんッっっっ……！！！』 …｣
『Aッ。…ぅっ。おかあさん居るもん!!A…
ウソついてないッ！おかあさんいる…ッ！』
燈｢A？｣
泣き出した私の背中に腕を回す燈矢くん。
『ぅっ。うぅ゛…』
燈｢何があったんだって。ちゃんと
話してくれないと分かんねぇよ｣
『ゔぅ…っ！さっき男の子たちがｯ！！』
泣きながら、聞き取りにくい声で話し始めた私の言葉を
背中を擦りながら長々と聞いてくれた。
『…──それでっ！Aウソつきだって…！
A、ウソじゃないｯ！…Aだって』
本当はずっと──っ。
『………さみしいよ』
燈｢っ…。｣
寂しい、一人はとても…さみしいよ。
燈｢…大丈夫、俺がそばにいる。
ずっと、 “ ずぅっと、Aと一緒にいる ”
だから、他になんて言われようと関係ない
Aには、俺がいる ｣
『──っと、うや君!!』
燈｢ほら、もう泣きやめって
もうすぐ夜ご飯の時間。早くかえろ｣
『うんｯ…』
燈矢くんは、いつも温かかった。
・
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (3月25日 0時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - いをさん» 素敵な感想ありがとうございます！夢主(16)の画像なのですが、オリジナルのURLを小説上に貼り付けていたのですが、削除してしまい現在手元にない状況ですっっ…。ご期待に応えられず申し訳ございません…っ！ (2022年12月30日 20時) (レス) id: 8715bf40b3 (このIDを非表示/違反報告)
いを(プロフ) - ななさんの小説すごい好きです！本当に感情移入してしまうくらい好きです！！ななさんに質問です！小説のことではないのですが、夢主の16歳の画像ってどこで見れますか，？ずっと前見た時に見て、すごい可愛くて保存し忘れて、、。どこで見れるか教えて欲しいです！ (2022年12月30日 19時) (レス) id: b5167ca263 (このIDを非表示/違反報告)
REI - omoro! (2021年8月5日 8時) (レス) id: bd6d581c0c (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - ぎんさん» ありがとうございます........(泣)！！！！ (2021年6月22日 0時) (レス) id: 8715bf40b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな | 作成日時：2021年6月10日 21時
