Ｎｏ．265 ページ35
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『燈…矢…くん、以外のひ、とと…っ
ぅﾞっ…き、す。したく…ないっ…』
荼｢・・・・あ？｣
今、なんつった？
『いやっ…やだっ、…とうやく…んの…もとに…
帰…して…っ。とうや…っ、とうやぁ…』
意味がわからねぇ…何いってンだ…？
目の前にインだろ？
コイツの言葉に、冷静になった頭。
荼｢おい｣
『いやァﾞっ、燈矢っ、燈矢ぁ…っ！！』
荼｢.....｣
まるで俺の声が届いてねぇ。
つーか、よく見ると視点が全く合ってねェ。
そんな事にさえ今まで気づきやしなかった。
それだけ、俺の視野が狭まっていた証拠だ。
『とﾞぅ…やぁﾞ…っ、燈矢ぁﾞっ…』
初めてだった。
初めて、こいつの…
Aの瞳に_____ _
俺が映っていなかったのは。
『やだっ…いやァ゛…！！助けて!?…助けっ…ﾋｯｸﾞ…とうや！！…燈矢ァ！！』
荼｢おいﾞッ｣
いくら声を掛けても正気に戻りやしねェA。
_____どうすりゃァいいか、分かんねェ。
他の事だったら直ぐに案が出る、
けどコイツに限ってはいつも、お手上げだ。
なぁ。俺なりにお前を愛してやってたハズだろ？
幸せだっつッてたもんなぁ。
何がいけなかったンだよ。
傷つける事しか教わってこなかった。
だから、
愛しかなんて俺に言われても分かりやしねェ。
ククッ…哀しくなっちまうよ。
ホ ン ト
_______泣けてくるぜ。
無意識にAの手を繋ぎ、
絡まった指は柄にもなく緊張していやがった。
『燈…矢…っ…』
目の前にインのにンで気づかねェんだよ...
『ごめ、っんなさ…い…』
荼｢_____あ？｣
『ご、めん…なさっい…』
気づいた時、いつの間にか。
Aの涙ぐんだ瞳が、俺の目を捉えていた。
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なな(プロフ) - 抹茶大福( ^ω^ )さん» わわっ。う、嬉しすぎます…！そう言って頂けてほんとうに励みになりますし、嬉しいです。1章から長い小説なのにここまで読んでいただき、嬉しすぎるお言葉まで…！、本当にありがとうございます！ (2021年12月27日 23時) (
レス) @page34 id: 8715bf40b3 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶大福( ^ω^ ) - 初コメ失礼します！この小説、第1章から読んでいるんですがもう、メチャメチャ好きで心がキュンとしたり悲しくなったりと感情が変わりながら読んでいます！これからも楽しみにしています！頑張ってください！ (2021年12月27日 23時) (レス) @page37 id: b77efa1f42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな | 作成日時：2021年11月28日 21時
