Ｎｏ．243 ページ13
＊
『_______』
｢こんな所で、泣いてると変な人に目つけられますよ？｣
バサっ、バサッと、上空から現れた
『ほ、ーくす、さん』
_____ホークス。
本当にこの人と会う時は、タイミング悪い。
｢ホントよく泣きますね｣と茶化すように地面に足をつき、
私の目の前に立った彼。
『な、にしに…来たん、ですか……』
ホ｢泣いている女の子は、ほっとけない主義なんで｣
『.....』
笑っているのか怒っているのか分からない。
涙で目の前が歪んでよく見えない。だけど…
…だけど、いつもより、彼の声がホークスさんの声が
低く、怖い声色をしていた。。
ホ｢どうして、泣いているんです？｣
『_____わ、からない。分からないです』
そう。何も分からない。只只涙が溢れてくる。
こんな感情をなんて言えば、
ホ｢辛いなら、俺が助けますよ。
今すぐにでも君の味方になって。｣
『......』
ホ｢俺なら、必ず Aちゃんを助けられる。｣
______助けて欲しい。今にでも、助けて欲しい。
ホ｢使ってみません？Ｎｏ．2の力。今すぐに、貴方を
ここから連れ出して。安全な場所に送り届けられる｣
『____な、んで』
何をどうしたらいいのか。分からなくなって
ぐちゃぐちゃで、何も考えられない。
ホ｢
『____』
ホ｢…それは、残念。｣
私は、彼の誘いを断った。
だって、私を幸せに出来るのは、
私が幸せだと感じるのは、
燈矢くんだから。だから…他の人では、意味がない。
『で、、でもっ。Ｎｏ．2の力は借りたいです…
ホークスさんの力で、生きやすい世界を』
____彼が。
『
創って欲しいです...』
ホ｢...｣
難しい。無理なお願いかもしれない。でも。もし、
創れるなら、燈矢くんの理想とする世界に、
貴方が必要なら。…Ｎｏ．2の力を借りたい
ホ｢もちろん。いいですよ。
もとよりヒーローは皆そのつもりなんで｣
自信満々に言うホークスに思わず笑みが零れてしまった。
『あ、りがとう、ございます。』
ホ｢_____貴方には、そうやって笑っていて欲しいから｣
ホークスさんの口から小さく出た言葉は、
私の耳まで届かなかった。
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なな(プロフ) - 抹茶大福( ^ω^ )さん» わわっ。う、嬉しすぎます…！そう言って頂けてほんとうに励みになりますし、嬉しいです。1章から長い小説なのにここまで読んでいただき、嬉しすぎるお言葉まで…！、本当にありがとうございます！ (2021年12月27日 23時) (
レス) @page34 id: 8715bf40b3 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶大福( ^ω^ ) - 初コメ失礼します！この小説、第1章から読んでいるんですがもう、メチャメチャ好きで心がキュンとしたり悲しくなったりと感情が変わりながら読んでいます！これからも楽しみにしています！頑張ってください！ (2021年12月27日 23時) (レス) @page37 id: b77efa1f42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな | 作成日時：2021年11月28日 21時
