No.88 ページ42
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▼ 焦凍 side__
焦「まだ、燈矢兄のこと忘れられねぇのか?」
『........』
反応に困っているA。
別に困らせたくて質問している訳じゃねぇが
焦「何で、燈矢兄なんだ…」
焦「なんで、燈矢兄じゃねぇといけねぇんだ…」
一度溢れ出ちまったもんは、そう簡単に止めらんねぇ。
『ッ........』
涙目になる A。その表情でさえ
燈矢兄のためだと思うと、面白くねぇ…
俺は、そのままAの手を引き
\ドサッ/
押し倒した。
『───っ!?』
▼ A side__
急に視界が揺らぎ気づいた時には
私の背中はベッドの上。
押し倒された…?
『あ、あの。焦凍くん…』
焦「……A」
私の両手は焦凍くんの手によって
ベッドに押さえつけられている。
『ッ.....』
さすがに男子の力に敵うはずもなく
押さえつけられてられた手はビクともしない...
『ど、どうしたの…?』
焦「そのネックレス、約束のやつだよな?
「好きなら着けてて」って、Aが燈矢兄に言ったやつ…」
いつもと様子がまるで違う。
『離して…よ……』
焦「俺は、お前のこと守りてぇ
…お前を、救いてぇんだ」
『........』
焦「Aの苦しんでいる顔は、
哀しんでいる顔は見たくねぇ…」
『っ、!?』
どうして_ ___
そんなにも哀しい顔をするの__
焦「もう。なんも出来ねぇ
子供の頃の俺じゃねぇんだ。」
「お母さんみたく、Aまで、失いたくねぇ...」
____ ___ ど う し て 。
や め て よ
そ の 顔 で
燈 矢 く ん と 同 じ 目 で
哀 し い 顔 し な い で よ
今の焦凍くんの表情は、“ あの頃の ” 燈矢くん。
昔の____苦しんでいる時の燈矢くんの顔と
同 じ 顔___ 同 じ 表 情 を し て い る
『しょうt……』
ガチャ__ _
エ「焦凍。A。明日のことで伝え忘れ…」
『 「 「 ・・・・ 」 」 』
エ「・・・」
焦「........」
『……"ll』
エ「済まない。続けてくれ…
俺は、失礼する」
バタンッ__
『はぁ。…タイミング』
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なな(プロフ) - 轟君好きさん» ありがとうございます!! できるだけ早く出せるよう頑張ります! (2021年7月25日 20時) (レス) id: 8715bf40b3 (このIDを非表示/違反報告)
轟君好き - 書いたりするの頑張ってくたださい! (2021年7月25日 14時) (レス) id: f32c384baf (このIDを非表示/違反報告)
轟君好き - もっと続けて欲しいです!これ凄く好きです!!!!! (2021年7月25日 13時) (レス) id: f32c384baf (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 小指さん» お優しい言葉がありがとうございますッ.....(泣)!!! (2021年6月30日 20時) (レス) id: 8715bf40b3 (このIDを非表示/違反報告)
小指 - 更新楽しみにしてます~無理なさらずテスト頑張ってください! (2021年6月30日 18時) (レス) id: d4636dc74a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なな | 作成日時:2021年6月22日 19時