No.81 ページ35
*
ピーンポーン♪
朝からインターホンが鳴る。
『.....』
ブーブー♪
しばらくして、今度は携帯が鳴った。
『......』
けど、今の私に そんな事を気にしている
余裕は、なかった。だって…
朝になって自分の首に着けられていたネックレス
いつもとは違う違和感。
止まらない涙 _ __
今の私は、自分の事でいっぱいいっぱい。
も う 何 も 分 か ら な い
_______昔、こんな言葉を聞いたことがある。
人は声から忘れ、香りを最後まで覚える
目 を 閉 じ れ ば
昔の、光景が____ 燈矢くんが浮かんでくる。
だ け ど
ふとした瞬間、燈矢くんの「声」を「瞳」を
「優しい表情」を「顔」を忘れそうになる。
────好きなに、好きな
思 い 出 せ な くな る 時 が あ る
燈 矢 く ん と の 思 い 出 が
段 々 と 、 離 れ て い く 気 が す る
『っ!?、冷た…ぃ…』
急に目の部分に冷たい感触がしたと思い目を開けると
視界が手で、
誰の手…?
「…A」
この声…
『焦凍、く…ん…?』
焦「あぁ。」
なんで、ここに…?
焦「インターホン鳴らしても携帯 鳴らしても
出ねぇから 心配になって勝手に入っちまった…悪ぃ」
『........』
それより、どうして 私の家を知って…
焦「また、泣いてたのか…」
『ぇ…?』
焦「部屋 入ったらお前が 泣いてんのが
見えた。あんま泣くと 泣き跡ついちまうぞ」
『…ぅん』
そう言いながらも右手で私の目を冷やす彼。
『.....』
「......」
焦凍くんの手の冷たさが目を通して伝わってくる
や っ ぱ り 私 は
温 か い 方 が 好 き だ な ...
焦「もう、平気か?」
『う、ん....』
ゆっくり目を開けると、少し眩しい光が目に入る
焦「っ!?」
『......』
燈矢くんもいなくて、復讐も失敗して…
______今 度 こ そ
焦「A...」
生 き る 意 味 が 分 か ら な い
焦「な、んで、そんな目してんだ…」
・
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なな(プロフ) - 轟君好きさん» ありがとうございます!! できるだけ早く出せるよう頑張ります! (2021年7月25日 20時) (レス) id: 8715bf40b3 (このIDを非表示/違反報告)
轟君好き - 書いたりするの頑張ってくたださい! (2021年7月25日 14時) (レス) id: f32c384baf (このIDを非表示/違反報告)
轟君好き - もっと続けて欲しいです!これ凄く好きです!!!!! (2021年7月25日 13時) (レス) id: f32c384baf (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 小指さん» お優しい言葉がありがとうございますッ.....(泣)!!! (2021年6月30日 20時) (レス) id: 8715bf40b3 (このIDを非表示/違反報告)
小指 - 更新楽しみにしてます~無理なさらずテスト頑張ってください! (2021年6月30日 18時) (レス) id: d4636dc74a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なな | 作成日時:2021年6月22日 19時