「私の生きる意味。」【荼毘】【ヒロアカ】2章

Ｎｏ．80 ページ34

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明後日





▼ Aside__






『かはッ……はっ…はぁッ…はぁ…!?』




ピピッ。








『はぁっ…は、はぁッ…な、に…』




乱れた呼吸と、額に汗をかき目覚めた。







朝…？ いつの間に




日付を見ると、体育祭から2日経っていた…



2日も寝てたのだろうか…？






帰宅後 辺りからの記憶が全くない。









それに、頭の中で何かが割れる音がした…





『な、に…この違和感…』






いつもとは、違う。何かが違う。







壊れた…大切なものが…。

…壊れていく音がした。





酷く耳に残る音で。

一瞬にして、バリンっ。 と





『───？』





首の辺りにいつもと違う冷たい感触…




何だろう…？








『ｯｯ……!?』




自分の首元に着いている。冷たい物体を

手に取り、確認すると。そこには…




ネッ、ク…レ……ス…？







昔、彼にあげたはずのネックレスが、

自分の首へとかかっていた。








待って…っ。なんでこのネックスがここにあるの…





これ、燈矢くん…に……あげた…や……つ









『とーやくん！このネックレスはずしちゃダメだめだからね！』



｢ずっと…？｣




『う〜ん・・・』




『Aの事 “ キライになる ” まで！！』

『Aのこと“ すき ”ならつけてて！』






｢ははっ…なら、一生外せねぇじゃん｣









“ 約 束 の ネ ッ ク レ ス ”








『な、んで…私の……首に…』









わ、からない…なんで……ッ。怖い…待って…




私と燈矢くんの思い出がどんどん

壊れていく気がした。








や だ 。 嫌 っ 、








や め て






待 っ て








燈 矢 く ん








分からない。自分の身に何が起きているのか





だけど、すごく 不安 で 怖くて 、燈矢くんが







離れていっちゃう気がして…








涙 が






止 ま ら な い









溢 れ て く る









“ い か な い で ”







お い て い か な い で







燈 矢 く ん










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