「私の生きる意味。」【荼毘】【ヒロアカ】2章

復讐 (２) ページ25

＊





『……は？』





私を目掛けて何度も何度も放たれる氷結(・・)。




そんな彼に、思わず怒り混じりの声が出た。










ちょっと待って…っ。



なんで…右側(氷)しか、使わ、ないの…









.







『炎、使ってきてよ……ッ！』







ﾎﾞｫｫｫｫ___ _






焦｢ｯ……！｣







ﾋﾟｷﾋﾟｷ___ __








私の言葉なんて、まるで無視るように、


一向に左側(炎)の個性を使う気配すら出さない彼。












な、んで…っ。




なんで、使わないの……？









本気で戦ってくれないと意味ない…っ。




復讐にならないｯ…




こんなんじゃ…燈矢くんが…っ。








『っ……！』






緑谷くんには 使ったのに、私には使わないって事？






な…に、それ、、私じゃあ、力不足って言いたいの？











ふ ざ け な い で よ ...










『本気で戦ってよ 轟焦凍…!!』




『意味ｯ…ないｯ……！』






ﾎﾞｫｫｫ___




『燈矢くんのた、めに…っ、

燈矢くんのために、勝たないといけないのッ…!!!』








ﾋﾟｷﾋﾟｷ___







ねぇ。お願い…っ。





使ってよ。






…手加減なんて、しないで。







焦｢ｸｿｯ…｣





ピキピキっ。












あァ、そっか。







『ははっ…あなたも見下すの……？』








────エンデヴァー(轟炎司)のように。







『なに…“ 失敗作 ”には本気出さなくても勝てる。って？』






そうやって。見下して…


…目を背けて。何も見ないで。









焦｢ｯ……!?｣







────勝手に、見放される。





彼(燈 矢) が、そうだったように。












ど う し て 誰 も 見 て く れ な い の








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