貴方の煙草に溺れて

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prrrrrrr

常田さんとダラダラお話をしていたら常田さんのスマホのベルが鳴った。


常田『あ、理からだ』


ドキッ


名前を聞くだけで鼓動が早くなるってかなり重症だよな……顔も熱くなってきたし……もう、馬鹿みたい


そんな私を見て常田さんのイタズラ心が働いてしまったのか、


『○○出てみてよ笑』と言って、応答ボタンを押して私の耳にスマホを近づけた。


井口『あ、大希〜昨日○○ちゃん大丈夫だった〜？』


井口さんの声だ……


『あ、あ、大丈夫です』と返事をすると


井口『……………その声って………○○ちゃん！？』とかなり驚いている様子だ。


声だけで気づいてくれた…！嬉しい！！

なんて思ってる暇はなく、井口さんが焦っているのが痛いほど伝わってくる。


井口『え！？なんで大希に電話したのに！！

…………ま、まさか昨日なんやかんやがあった？？』


『ありませんよ！！！』


井口『え！じゃあどういう関係！？』


『ただの隣人ですよ』と言おうとしたが、常田さんがいきなりスマホを取り上げて


常田『そういう関係だけど？』とニヤケながら言った。


スマホから井口さんの『はああ！？！？』という声が聞こえて思わず笑ってしまった。

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