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〇*37.〇 ページ37

剛side




.




健の


隣に、いつもいたのに





俺は...こいつの事を




ちゃんと見ていなかったんだ







何も、知らない



なぁ...どうしてそんなに


苦しんでいるんだよ、






何が...辛いんだ...







(森田...くん、ですよね、三宅...どうしたんですか?)



「...君、確か」






Jrの時、何度か一緒に


バックをやった事がある






「体調悪くてな。でも大丈夫だから」



(そうなんですか。)






それだけ残して去っていった




名前、なんだっけ







健「...っ」



「健?」



健「.....ごう、」






ゆっくり開いた目が


左右に揺れた






健「...リハー、サルは...っ」



「あぁ...もう、終わったよ」



健「...ぉれ...おれっ」






健の動揺をおさめるように


抱きしめた






「大丈夫。本番はまだ間に合うから」



健「...ほんと、に?」



「あぁ。位置とか俺が説明するから」







そう言うと、


健は安心したように笑った







どうした?


喉まででかかった言葉は





結局、言えなかった








「あそこで、長野くんの横な」



健「うん」








健の眼差しは真剣だった



こいつは、真面目なやつで







そこが、こいつのいい所でもあるんだけど







でも、その頑張りを



いつになったら、評価してあげるんだ、?







健「ありがとう」



「うん。」







健は、お礼を言ってから


すぐに体に覚えさせるように




練習を始めた







俺も、隣で踊る




健「俺ね、さっき...夢を見てた」



「夢?」



健「誰かと一緒に踊ってる夢」







健は、そう言って、微笑んだ







健「顔が全然分からなかった...でも、居心地が、良かったんだ」





今度は、寂しそうな顔をした





健「誰...だったんだろうね」






涙がでそうになった


本当に、




覚えていないんだって


思い知らされた







「誰だろうな」







胸がきゅっと


切なくなった






.

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もも健(プロフ) - みーさん» みーさんこんばんは!ドハマリどぅあって!?(白目)ありがとうございます(T^T)頑張って描きますね><よかったら、最後までお付き合い下さい! (2019年1月18日 19時) (レス) id: c293aefc27 (このIDを非表示/違反報告)
みー - こんばんは!もも健さんの作品とても素晴らしいです!今この作品にドハマリしてます笑これからも頑張ってください! (2019年1月18日 2時) (レス) id: 19816f1a1f (このIDを非表示/違反報告)
もも健(プロフ) - れんさん» れんさんお久しぶりです!長らくすみません><これからちょいちょい更新出来たらと思っています^^また、よろしくお願いします(*´ω`*) (2018年12月26日 22時) (レス) id: c293aefc27 (このIDを非表示/違反報告)
れん - 楽しみにしまたした!頑張ってください! (2018年12月26日 22時) (レス) id: 0e32f06a12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もも健 | 作成日時:2018年12月26日 13時

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