always

〇*27.〇 ページ27

長野side




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｢剛、眠てる？｣



坂｢今丁度寝たとこ｣



｢代わるよ｣



坂｢いいよ、大丈夫｣






ねぇ、気づいてないでしょう



｢くま、酷いよ｣





昨日も、一昨日も、


ちゃんと、眠れてないでしょ？





｢ちょっと、休みな｣



坂｢大丈夫だよ、これくらい。それに、こいつこんなに苦しそうにして...心配なんだよ、｣






ねえ.....


気づいてないでしょう




坂本くんのその言葉が

どんなに、俺達を悲しくさせるのか





｢坂本くんまで倒れたらどうするの？｣



坂｢でも、｣



｢言うこと聞いて｣






前にも言ったでしょ


少しは、俺達に頼りなよって






1人で背負おうとしないでよ



坂本くんだって


大事な仲間なんだよ…








坂｢分かったよ...｣



｢うん。じゃあ、部屋戻りな。ここは大丈夫だから｣



坂｢あぁ...｣









渋々、ここを出ていった坂本くん




ちゃんと、寝てくれるかな…






剛｢ん...ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ...ﾊｧ...長野くん、？｣



｢ごめん、起こした？｣



剛｢違う...ｺﾞﾎｯちょっと...苦しくて...ｹﾞﾎｯ！｣



｢水飲も｣






すぐ横のテーブルに置いてあった水を剛に渡した。




剛｢ん.....ﾊｧ...ﾊｧ...ｯ｣




苦しそうに息をする剛





もう既に温かくなってしまった氷枕をとって


新しく氷を入れ替えて



それを剛の首元に置いてあげた






剛｢ありがと...｣



｢いいんだよ。冷えピタも、変えよっか｣



剛｢...いい｣



｢早く治さないとだよ？｣



剛｢.....ん。｣






新しい冷えピタを貼る



剛｢...っつ｣







剛、冷えピタ苦手なんだろうな






剛｢スースーする...｣



｢冷えピタだからね｣






本当、こいつは見た目と全然違うよな







剛｢ﾊｧ...｣





剛の瞼が徐々に落ちていき



その内、眠った







早く良くなれ...





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