always

〇*12.〇 ページ12

剛side




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気づけば朝になっていて



岡田が凄く驚いた顔をした





｢なに｣



岡｢え...嘘やん、え...｣



｢なんだよ｣



岡｢あの、、2人が...？え、俺まだ夢の中？｣






なにをブツブツ言ってんだよ




岡｢だって...2人が起きてるだなんて...｣






信じられない


そう言って頭を抱え出した岡田






失礼なやつだな。







｢ちなみに、支度も出来てんぞ｣



岡｢あかん.....あかん、今日は雨や...、雨が降る｣







もう一度言う



失礼なやつ









.









｢まじで傘持ってくの｣



岡｢今日は確実に雨や｣






何をそんなに自信満々な顔で





健｢ふふ笑｣


｢何笑ってんだよっ｣


健｢だって笑｣






なんだよ、

お前が笑うんなら、


許しちまうじゃんか






岡｢ねぇ、なんで今日そんなに早かったの？｣



｢たまたまだ。｣



岡｢たまたまって〜｣







お前は、大事な時ぐっすり眠ってただろうがよ




ベシッ



岡｢いてっ｣




岡｢何すんねんっ｣









.




.




.






まじかよ




岡｢ほら！｣






体育館に入った途端


ポツポツと降って

その内雫が地面に当たる音が沢山しだして





あ、もうこれは




健｢雨だね｣



岡｢ほらね！｣





勝ち誇った顔して、


俺を見るこいつは、

後で、後で覚えていろよな





｢...くしょんっ！｣





まだ夏になっていないこの時期は



まだ、雨は冷たくて






半袖の俺たちは

寒さに負けそうになった







岡｢寒い時は、走る！｣


井｢うぉおお！！！｣






そんな中、暑苦しい2人が


少しだけ、ここを温めてくれた






少しだけ







健｢寒い...？｣



｢大丈夫だよ、このくらい｣



健｢...｣






不安そうな顔して、俯いてる。





｢だい...ぃっくしゅっ！｣






大丈夫だよって安心させたかったのに


くそぉ.....






健｢風邪引いちゃう｣



健はそう言って、自分の上着を脱ぎ始めた




｢やめろ、大丈夫だから。｣



健｢でも...｣



｢風邪なんて、引かねぇよ｣








引いて溜まるかよ






.





.






.









｢ゴホッ...｣








最悪だ...








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