閑話 その３ ページ46
☆ ホントはこうだった？ 〜 ＵＲＡＳＨＩＭＡＴＡＲＯ 〜
むかしむかし
ある所に
浦島太郎というハーフの青年がいました
ある日
彼が浜辺を歩いていると、橙色の着物姿の力士・・・ではなく子供が
緑色の甲羅の亀をいじめています
可哀そうに思った浦島太郎は、回し蹴り一発で亀を助けたのでした
それから数日後
「 先日はお世話になりました。 お礼に竜宮城にご招待いたします 」
助けた亀が再び現れ、彼を海の奥深ーい竜宮城に連れて行ったのでした
「 ようこそ太郎ちゃん、今日はゆっくりしていってね♪ 」
ピースサインをしながら首をフリフリ、アヒル口で話す紫の衣装の乙姫様の登場です
ですがこの乙姫様、どう見ても女性に見えません
笑いをこらえる浦島太郎ですが、乙姫様の女官の一人に目を奪われます
「 いつみちゃん、太郎ちゃんをおもてなししてあげてね♪ 」
いつみと呼ばれた女官の弾く琴の音に合わせ、鯛やヒラメが舞い踊ります
美味しいお酒にお料理
楽しい時間はあっという間に過ぎて行きました
「 そろそろ帰ります 」
「 それはそれは名残惜しいですね♪
ではお土産に玉手箱を差し上げましょう、いつみちゃん 」
「 はい、どうぞ 」
いつみが浦島太郎に美しい箱を差し出すと・・・
「 乙姫様、ありがとうございます 」
「 きゃ―――！！ 」
浦島太郎はいつみごと玉手箱を受け取り、竜宮城を後にします
「 太郎ちゃ―――ん、いつみちゃんはお土産じゃないのよ―――！！ 」
乙姫様の絶叫を無視し、サッサと亀の甲羅に乗り地上に脱出
「 これいらない 」
浦島太郎は玉手箱を亀にポイッと放り投げます
甲羅に当たった拍子に蓋が開き煙がモクモク・・・
あら不思議
亀が緑色から真っ白になりました
「 俺、君だけ貰っとく 」
「 か、帰して下さい 」
「 だーめ。 あのまま竜宮城にいたら乙姫のお嫁さんにされちゃうよ 」
「 えっ？ 」
「 気づいてなかったの？ 乙姫が男だって・・・ 」
「 ・・・ 」
「 それに亀、老化現象で君を連れて帰るの無理だってさ 」
「 そんな・・・ 」
「 いつみさん、地上でお幸せに 」
ヨボヨボと亀は海に戻り、浦島太郎は美しいお嫁さんを手に入れました
＜ めでたし、めでたし ＞
いつも通り大根バージョンもあります
姫保
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姫保(プロフ) - ほにゅーびんさん» うわぁ、お久しぶりです。何年ぶりですか？私のこと覚えていてくれたんですね。こちらこそ嬉しいです。 (2019年9月3日 1時) (
レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
ほにゅーびん(プロフ) - お久しぶりです！名前変えちゃったんですけど、京本千尋です！姫保さんがお元気そうで嬉しいです！ (2019年8月31日 15時) (レス) id: 3ebede5bec (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - とどさん» お久しぶりです。お元気でしたか？ショックを与えて申し訳ないのですが、ルイス家その後と、家族になった大根を書きたいので、もう少しお付き合い下さいね。 (2015年8月17日 20時) (レス) id: 000b5a5ba0 (このIDを非表示/違反報告)
とど(プロフ) - 姫保さん、お久しぶりです。お話完結おめでとうございます。大好きな大好きなお話でした。途中、私の我が儘なリクエストにも応えて下さり、本当に終わってしまうのか〜とショックでした。が、きっとまたルイス家の様子を書いてくれますよね(*^^*)楽しみにしています。 (2015年8月16日 17時) (レス) id: cb84c17212 (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - サファイヤさん» 私もこのお話といつみちゃん達が好きすぎて後ろ髪ひかれてます。ベビーも書き始めると次々頭の中で動きだしちゃうんです。これからは大根の中でチョコチョコ出していこうかと思います。ずっと我が子を見守る母目線で書いていたお話です。 (2015年8月13日 10時) (レス) id: 000b5a5ba0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫保
| 作成日時：2015年3月4日 0時
