勧告その39 ページ39
・天音・
ビリッ!
肌が外気に晒されてヒンヤリする―――っていうか寒い
・・・えっ?
ちょっと・・・
誰がブラウス破いてるの?
追加購入はタダにならないのよ!!
「 ・・れよ? 」
「 あぁっ? 」×2
「 誰よ?
わたしの大切なブラウス破いた極悪非道な奴は――――!! 」
「 ハーイ。 俺たち♪ 」×2
『 意識戻んの早や!! 』って感心されても・・・
「 寝てるうちに済ませてあげようと思ったのに 」
「 そうすれば簡単に堕とせたのに 」
『 残念!! 』って残念じゃなさそうにハモる二人
うちの制服を着ているのに面識がない・・・誰?
「 嫌がる女もそそらない? 」
「 うん。 苦痛に喘ぐ姿見んのも楽しいかも♪ 」
わたしを見下ろす二人は笑顔
でも、目元は笑っていない
そして・・・
闇に浮かび上がる4つの瞳は
血のような真紅色
「 人じゃないの? 」
わたしが聞いたとたん、お互い顔を見合わせて大爆笑する
「 それ言うならおまえだって『 人 』じゃないだろ? 」
「 えっ? 」
「 羽堂天音、おまえを喰らえば俺らが第一位に昇る 」
喰らえば第一位って・・・
わたしをパン食い競争のあんぱんみたいに言わないでよ!!
「 もう、説明めんどいから 」
「 始めま――す 」
一人がわたしに跨り、もう一人が腕を力任せに引っ張る
磔のように両腕を横に押さえつけられて
もう見られているであろう胸を隠すこともできない
「 貧乳だけどキレイな肌だね? 」
「 巨乳がお好みならどいて下さい! 」
「 生意気な女 」
痛っ!
鎖骨に爪が食い込む
生暖かいものが肌の上に流れる
「 おいしい・・・ 」
音を立てて啜られる
おぞましい水音が暗闇に響く
「 や、やめて・・・ 」
「 あっ、やっと怖くなった? 震えちゃって可愛い 」
クスクス笑いながら、わたしを味わい続ける
「 た・・すけ・・て 」
こんなことになるなら、大人しく美勇人に送ってもらえばよかった
車で二人っきりのほうがまだ120%安全
本日
後悔3回め・・・(涙)
・
95人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
midnightmoon(プロフ) - 初コメントです笑 このお話しすごく好きです。姫保さんのことお待ちしてます*\(^o^)/* (2017年8月7日 14時) (レス) id: d3514c6711 (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - あいすさん» 泣かないでください(>_<) 遅筆・亀亀更新の私がいけないのです! 脳内妄想が書くスピードに追い付かなくて、すみません。 (2015年5月4日 23時) (レス) id: 000b5a5ba0 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - 姫保さん» 焦らせてしまってすみません( ;;)気長に待ってますね! (2015年5月2日 12時) (レス) id: b73e41006e (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - あいすさん» あいすさん、お待たせしてしまってすみません。実は下書き中なんですけど、まだ話数がたまってないんです;つД`) もう少しお時間を下さい。 (2015年5月1日 22時) (レス) id: 000b5a5ba0 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - 姫保さんお忙しいのでしょうか。更新楽しみに待ってますね(・∀・) (2015年5月1日 13時) (レス) id: b73e41006e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:姫保 | 作成日時:2014年11月2日 23時