〜 天使注意報 〜

勧告その２０ ページ20

・天音・





「 めちゃくちゃハデな登校だったよね♪ 」



「 ///// 」



「 爆音と共に校門突破でしょ？

　 駐輪場にバイクが止まってメットを外したとたん気絶！

　 で、そのあんたを姫抱っこで保健室に運んだのが高身長イケメン！

　 その時は女子生徒の歓声と悲鳴でチャイム音が掻き消されたんだよ！ 」





ソレって、わたしの責任かな？



ホレって、ベッドにいるわたしにジュースをくれた栞那



ちゃっかり保健室に居ついてるけど、今授業中でしょ？





「 あんたの付添いってことで授業抜けた♪ 」





やっぱり！！





「 でも、サボってんのアタシだけじゃないし・・・ 」



「 ？？ 」





シャ――って隣のカーテンを開けたら



ジェシーが寝てた





「 うちのクラスに編入されたんだ

　 自己紹介のあと『 時差ボケきつい 』って保健室直行してた 」





なんか嘘っぽい



昨日も今朝も元気すぎたのに・・・





「 間近で見てもイイ男だよねー♪ 」





そうかな？



そっか、性格見えなきゃ３割増しで美形に見えるかも・・・





「 おまえ巨乳だな。 かなり俺好み 」





目を開けたジェシーがまた機雷投下





「 言われ慣れてる♪ 」





栞那、サラッと受け止めないで！！



しかも貧乳(←根に持ってる)のわたしの前で・・・





「 どう？ 後腐れのないオトナの関係で 」



「 それって、セ「 ここ学校！！ 」レ・・・もう、真面目ちゃん♪ 」





栞那にイイコイイコされた。 嬉しくないけど・・・





「 具体的発言は阻止されたけどＯＫ！ 」



「 おっ、ラッキー♪ 」



「 でも、一回相性みてからね 」



「 いいぞ、それで 」





なんか交渉成立したみたい





「 ということで天音。 教室戻って！ 」



「 栞那？ 」



「 ジェシー君と相性占いするから。 二人っきりで♪ 」



「 ・・・/// 」





こんなとき、正しい返事の仕方ってあるのかな？



『 ごゆっくり 』も変だし・・・



仕方ないから無言で出てきました



授業中で誰もいない廊下を一人でトボトボ・・





「 羽堂さん、大丈夫だった？ 」





突然現れたのは・・・





「 松村くん 」





・




やっとほっくん登場！



ＢＹ 姫保

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