勧告その14 ページ14
・天音・
思わず玄関まで走って謙ちゃんに激突!
半ベソでしがみつくわたしを頭ポンポンして
『 なんかあった? 』って優しく聞いてくれた
「 あのね・・「 おい、天音。 そのチビ誰だ? 」※※※※※ 」
地雷を踏み、機雷が落ちた瞬間だった・・・
「 ハハハ・・・ダレ? コノ正直ナガイジンサン・・・ 」
謙ちゃん、棒読みで片言の日本語になってる
「 お願いだから、おもてなしが済むまで一緒にいて!! 」
石になったカチコチ謙ちゃんを引きずって台所に向かった
そして・・・
やっと正気を取り戻した謙ちゃんと作ったものをテーブルに置くと
「 さあ、お客人がた。 遠慮せず召し上がれ 」
「 ・・・ 」×4
さっきまでの賑やかさはどこに行ったのか
料理を見て青くなっている
「 おい、コレは何だ? 」
ジェシーが口を抑えて顔をそむけながら料理を指さす
「 見てわからない? ローストチキンに手羽先のから揚げよ 」
「 この羽堂神社では初めてきたお客さまに鶏料理を振る舞うんだよ 」
「 えっ? 」×4
お父さんの説明に驚く4人
「 うちのご神体は朱雀なんだ
だから姿の似た鶏を食して、体に神力を取り込む代々の習わしなんだよ 」
「 俺の家から持ってきた鶏たちだから、新鮮で美味いぞ!! 」
「 ・・・天音さん、この人の家って? 」
胃を抑えて良さん(年上っぽいからサン付け)が聞いてきた
「 ”安井養鶏場”だよ♪ 鮮度第一・真心経営がモットー 」
「 そう言えば、わたし頼んだの手羽先だけだったよね? 」
「 そいつ、卵産まなくなったハナコ。 今日しめた♪ 」
ローストチキンを自慢げに指さす謙ちゃん
「 供養も兼ねて神事に使ってよ。 これでハナコも浮かばれる 」
「 殊勝な心がけだね、さすが筆頭氏子のご長男 」
お父さんがおだてる
「 ・・・るか 」
「 へっ? なんて言ったの、ジェシー 」
「 こんなの食えるか!! まるで・・・ 」
――― 共食いじゃないか!! ―――
空耳?
トモグイって言った
・
翼=鶏手羽
天使たちは鶏料理が苦手・・・
BY 姫保
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midnightmoon(プロフ) - 初コメントです笑 このお話しすごく好きです。姫保さんのことお待ちしてます*\(^o^)/* (2017年8月7日 14時) (レス) id: d3514c6711 (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - あいすさん» 泣かないでください(>_<) 遅筆・亀亀更新の私がいけないのです! 脳内妄想が書くスピードに追い付かなくて、すみません。 (2015年5月4日 23時) (レス) id: 000b5a5ba0 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - 姫保さん» 焦らせてしまってすみません( ;;)気長に待ってますね! (2015年5月2日 12時) (レス) id: b73e41006e (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - あいすさん» あいすさん、お待たせしてしまってすみません。実は下書き中なんですけど、まだ話数がたまってないんです;つД`) もう少しお時間を下さい。 (2015年5月1日 22時) (レス) id: 000b5a5ba0 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - 姫保さんお忙しいのでしょうか。更新楽しみに待ってますね(・∀・) (2015年5月1日 13時) (レス) id: b73e41006e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:姫保 | 作成日時:2014年11月2日 23時