97話 ページ3
ころんside
『え?』
「え?」
思わずオウム返しをしてしまう。
驚いた顔でこちらを見るお姉ちゃんと目が合う。
『何言ってんの、ころちゃん。ころちゃん沢山協力してくれたじゃん!』
「えぇ、そんな事ないよ。」
そう、そんな事ないんだ。
きっとお姉ちゃんは、僕に辛い思いをしない様にと声をかけてくれたんだ。
もぉ、優しいなぁ。
…でも、その優しさが今は辛いや。
『こーろちゃん。』
お姉ちゃんは優しい顔でポンッと頭を撫でてくれた。
『ころちゃんはねぇ、るぅちゃんを庇ってくれたじゃん』
「そうですよっ!!」
お姉ちゃんの言葉に被せるようにるぅと君が言う。
「ころにぃが庇ってくれたから、僕怪我しなくて済んだんです。ありがとうございました。…だけど僕のせいでころにぃが…」
段々と萎んでくるるぅと君の声に慌て口を挟む。
「わー、別に大丈夫だよ!ちょっと赤くなっただけだし。ほんとに、」
「…そうですか?」
まだ疑ってそうな顔のるぅと君に、大丈夫に決まってんじゃん、と笑顔で答える。
「てか、素直なるぅと君に今ビビってるわ」
「ころん?」
「ひぃぃ、ごめんなさいぃぃ。るぅと様ァァ」
ギャハハと豪快なさとみ君の笑い声を中心にまた笑いが広がる。
『ね、ころちゃんはすごい事したんだよ。あの時直ぐに前に出てくるなんて。ほんとに、凄い。そこがころちゃんのいい所だよ』
そういうお姉ちゃんに嬉しくてまた口角が上がった。
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ちい - 完結おめでとうございます!!!!! 最後まで読めて私も嬉しいです!! 素敵な小説ありがとうございます! 他の作品も楽しみにしてます(^∀^) (2021年10月20日 21時) (レス) @page9 id: 7557f38ef9 (このIDを非表示/違反報告)
runa1115fujita(プロフ) - 完結おめでとうございます!!とても面白い作品で更新いつも楽しみにしてました!これからも頑張ってくださいね!!! (2021年8月24日 22時) (レス) id: 451e406274 (このIDを非表示/違反報告)
桜夜桜もち(プロフ) - かんけつおめでとうございます! (2021年8月17日 1時) (レス) id: 7687e77697 (このIDを非表示/違反報告)
やゆ - 完結おめでとうございます!!最後すごくほっこりしました!(リクエストで姉の結婚式当日見たいです!!) (2021年8月8日 18時) (レス) id: c91a730eeb (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみもちもち - おめでとうな〜。ほなこれからも頑張ってな〜。愛しと〜よ。 (2021年8月2日 18時) (レス) id: 0b2e6b0a1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チーナ | 作成日時:2021年7月28日 21時