悪女潰しの依頼が届いたようです【HQ】My sweet past story (ページ2)

今日:8 hit、昨日:5 hit、合計:51,650 hit

私の過去１ページ2

？「Aちゃんの目って綺麗だよねー！」

『ヘッ、、、？』

初めて私の目を誉めてくれた人がいた。

その時は純粋に嬉しくて心を弾ませた。

ﾓﾌﾞ「え～？隅まで赤色～？凄くない～？」

ﾓﾌﾞ「私とか黒なんだけど(笑)」

？「Aちゃんって絶対髪型変えたらモテるよね！」

『私は、そんな、、、』

私は急に話しかけられた事に戸惑いながら質問に答えていく。

私の名前は一ノ瀬A。

烏野高校に通う一年生。

私はその頃、とても地味で大人しい感じだった。友達なんて作らなくてもいいし、話すのが苦手。休日はいつも勉強ばかりしていた。外見もクラスの女子達と全然違った。下の方で二つ結びして、黒緑眼鏡をかけていた。スカート丈は絶対に上げず、ボタンは全部とめていた。それに比べて他の女子は、スカート丈は膝上ぐらいまで上げて、髪色も人それぞれ明るい色だった。少し茶色の髪や金髪にしている人。沢山染めていた。

女子はほとんどがこんな感じだった。その中、髪も染めず眼鏡に二つ結び、スカート丈は膝下の私はなんとなく、学年で噂になっていた。唯一派手な所といえば、目が赤い事だ。しかし、本人はこの目が嫌いらしい。

『あの、、、私、マネージャーの仕事があるから、、、』

私が話しかけられたのは、放課後。教室に忘れ物をしていた私は、急いで部活中に抜けてきたのだ。その最中にこの今時の女子っぽい子達に話しかけられたという。

小「私ぃ？小原一葉っていうの～？宜しく」

『あっうん。宜しくね。えっ、、、と、じゃあ』

私はその場から駆け出すと、後ろを向かず体育館の方に足を動かした。

その後、私がいなくなった頃にこんな話をされていたなんて、思いもしなかった。

小「はぁ、、、これが罰ゲーム？」

ﾓﾌﾞ「そうだよ～？一ノ瀬と友達になること」

ﾓﾌﾞ「私、絶対嫌だ～！あんな地味な奴と友達とか、、、吐くわ～」

小「私、、、アイツの事、嫌いだけど(笑)」

ﾓﾌﾞ「アイツって女子全員に嫌われてない？ウケるよね～？」