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「え、綺麗」
海をみて
2人でゆっくりすごしたあと
車は丘の上へ
その頃には辺りは薄暗くて
街を見おろせる丘の上は
綺麗に一望できた
「だろ?」
得意げに笑った翔太くんは
なんだか子供っぽい
「翔太くん、なんか子供みたい笑」
「やっと笑った」
「え?」
手が伸びてきて
頬を包むように撫でられる
「翔太くん……」
「俺が朝言ったこと覚えてる?」
忘れられない、あの言葉は
忘れなれなかった
「あれ俺の本心」
「俺が康二に思ってること」
優しく笑わないで
「でもさ、康二お前
忘れられてないだろ…?」
包まれていた手はいつの間にか離れていた
優しさが痛くて
「俺、今日言ったこと後悔してんだ
康二の中に俺だけ残ればいい
そう思って言ったこと、
結局仇になって帰ってきたけどさ!」
無理に笑わないで
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桜空(プロフ) - ゆりさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2020年5月28日 16時) (レス) id: f4e6341de5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - コメント失礼します!毎回楽しみにしてます!更新楽しみにしてます(*´˘`*) (2020年5月27日 23時) (レス) id: 96cc352ed4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜空 | 作成日時:2020年5月9日 15時