夜中に、君と

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紫side



あれから数日


代わり映えしない日々を迎えている






部屋は汚いままだし

康二が夢に現れるのだって





その夢の中で抱きしめてるのだって

何一つ変わらない





「変わらないはずなんだよなぁ」




でもどうしてだか

会いたい気持ちが強くなるほど
気持ちが沈んでいく



自分の気持ちが反比例に進んでいくことに
戸惑いを隠せない



会いたいのに




会うのが怖くて




拒否されるんじゃないかと



いや、もう既にされていた


俺らは別れていたんだった






時々錯覚してしまうんだ
俺らはまだ離れていないんじゃないかって



そんなこと、あるはずないのに






「俺って、こんなダメなやつだったか…」



ベッドに寝転がり、天井を見上げた





あ、電球が切れそう


チカチカと瞬きを繰り返す





最近下ばかりをみて
ボーってしていたから


全然気が付かなかった。





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