【オリジナル】夜桜学園【派生/合作】 (ページ3)

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#1【影星一葉】ページ3

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「…おい姉貴、最近朝早いけど大丈夫か」

私は朝早くから学園に行く準備をしていた。

最近それが何日も続いていたからか、あの二葉が心配してくれていた。

『あはは、大丈夫だよ～。生徒会がちょっと忙しくてさ…』

「何だっけ…司パイセンも心配してたぞ」

『分かったよ…ちゃんと休むから安心して。じゃあ行って来まーす！』

前までは三葉と五葉と登校していたけど、生徒会が朝やるようになってから一緒に登校しなくなってしまった。

早めに終わらして一緒に登校しようかな…。

そう思いながら、フードを深く被ってダッシュで走った。

『…おはよう御座います…って居ないか』

私は職員室にて生徒室の鍵を借りた後、生徒会の扉を開けた。

職員室に鍵があった時点で、誰もここに来ていないのは確定。

『よし、早めに取り掛かろう…』

「…お、流石生徒会会長だね」

どこか聞き慣れた声がし、私は振り返った。

『理事長…おはよう御座います！』

「あぁおはよう。凄い熱心だけど、ちゃんと休みは入れるんだよ？」

『はーい、努力します』

理事長はニコッと笑って、廊下を歩いてどこかへ行った。

私は生徒会の椅子に座って、資料に取り掛かる。

すると、ブー、ブーと携帯が鳴った。

『三葉からだ…もしもし』

「［あ、出た。お姉ちゃん先に行った？］」

『うん、今生徒会室に居るよ』

「［やっぱりか…二葉も司先輩も言ってたけど、本当に大丈夫？］」

三葉の心配そうな声に、私は笑った。

『あはは、大丈夫だって！ちゃんと休憩入れてるからさ！』

「［…本当？］」

『うん、本当。…早めに終わらすからさ、五葉も入れて朝一緒に登校しようね』

「［…うん、約束だよ？生徒会の仕事してるんだよね、邪魔してごめん］」

『大丈夫だよ！…じゃあ、また』

私は電話を切った。

何かメールが来た音がしたけど、資料優先で進めた。

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