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「ただいまぁ、はぁ〜久しぶりのAちゃんの家だ！」
「…」
「、Aちゃん？」
「ふっか。」
「は、はい、」
「そこ、座って」
「はい…」
家に着いて手洗いうがいをして、リビングのソファに座る
ふっかは私のただならぬ空気を感じ取ったのか、ラグの上に正座した
「今までどこ行ってたの」
「ちょっとえらい妖精さんのとこまでです、」
「こんなに待たされるなんて聞いてない」
「うん、ごめん連絡手段がなくて、」
「私のこと、忘れちゃったのかと思った、」
「…忘れるわけないよ、忘れられるわけない」
「もう2度と会えないのかなって、嫌われたのかなって思うと苦しかった」
「うん、ごめんね」
いつのまにかすぐそばに来て私の手を握るふっか
そのあたたかさにふっかが本当に戻ってきたのだと実感して、さっきも散々泣いたのにまた涙が溢れてくる
「ふっかがいなくなってから私、弱くなっちゃったよ」
「そんなことないよ、弱くなっちゃったAちゃんもかあいいけど」
「っ、そういうのいらない」
「んふ、ごめん」
今まで見たことのないくらい優しい目をして、私をじっと見つめながら相槌を打つ
その甘すぎる視線に耐えられなくて、思わずふっかの手を振り払って顔を覆った
「あーちょっと、顔隠さないでよ」
「しらない、ふっかのせい」
「…そだね、俺が悪い、ごめんね。だけど離れてる間見れなかった分、お顔見せて？」
きっとうるうるした目であざとく私を見上げているんだろう。ふっかの甘い声が耳に届くたびに愛おしさが溢れ出てきそうで、もうおかしくなってしまいそうになる
なんの反応もできない私に呆れることなく、優しく手首を握られて目が合ってしまう
「いっぱい泣かせちゃってごめんね、でも俺これからもAちゃんを笑顔にさせたいんだ」
「やだ、」
「ね、ぎゅーしてもいい？」
「だめ」
「えー俺もだめ、」
妖精さんの時には考えられないほどの大きな体に包み込まれてしまった
口から出るのは心で思っていることと真逆なの、ふっかには気付かれちゃってるのかな
とくとく聞こえる心臓の音、落ち着いた息遣い、優しい香り、あたたかい体温
本当に、ふっかが帰ってきたんだ、
「ね、俺戻ってきたらAちゃんに言いたいことあったんだ」
「なに、」
「聞いてくれる？」
あなたの話を聞かないなんて選択肢、私にはないのに
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もちむ(プロフ) - 直__naoさん» 最後までお付き合いいただきありがとうございました！少しでも直さんの気持ちに触れられる作品になっていれば幸いです(^^)新作ですか…！検討しておきますね！🥹💜 (2022年12月9日 21時) (
レス) id: 9305aed96f (このIDを非表示/違反報告)
直__nao(プロフ) - 完結、おめでとうございます！！お疲れ様でした。とてもおもしろかったです！！毎回、ワクワクしながら読ませてもらってました((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ 鬱陶しいかもしれませんが…新作待ってます((ｺｿｯ (2022年12月9日 19時) (レス) @page47 id: 86640c55e0 (このIDを非表示/違反報告)
もちむ(プロフ) - きらさん» コメントありがとうございます！1番好き…！？ものすんごく嬉しいお言葉です、ありがとうございます🥺更新頑張りますね！💜 (2022年12月1日 0時) (レス) id: 9305aed96f (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - コメント失礼します！今まで読んだお話の中で1番好きです。更新楽しみにしています！ (2022年11月28日 15時) (レス) id: 6847181624 (このIDを非表示/違反報告)
もちむ(プロフ) - かりんさん» コメントありがとうございます！キュンキュンしていただけて嬉しいです💜感情移入していただけるほど読み込んでいただいてとても嬉しいです…！妖精さんたちは、姿が見えないだけでかりんさんの近くにいらっしゃるかもしれません…🫣 (2022年11月24日 21時) (レス) id: 9305aed96f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちむ | 作成日時：2022年11月11日 0時
