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街を歩けばいつもより浮き足立って見える人たち
有名なクリスマスの曲が流れているけれど、題名は思い出せない
私には関係ないし、思い出す必要もないんだけど。
「なあなあ、クリパしようや！」
「くりぱ？って、クリスマスパーティー？」
「おん、この前はめめんちで集まったから、今度はAのとこやな！」
「うん、わかった」
いつも通りの笑顔を顔に載せて康二の案に乗る
心が冷え切っていることなんて見ないふりして、私はいつも通りにならなければならない
「…俺パス」
「え！？なんでよ！」
「別に、なんでもいいだろ」
めめとは以前と同じように、仲良くしているつもり
つもりなだけでまだ気を遣わせてしまっているかもしれないけど、相手のことを考える余裕は今の私にはなかった
「えぇ〜めめがおらんとなんか違うやん、なあ？」
「うん、なんなら私が行かないからめめと康二でパーティーやったら？」
「そういうんちゃうやん！俺は3人でやりたいの！」
なんで2人とも悲しいこと言うんよ！なんて騒ぎ出してしまった康二をどう慰めようかと考えていても、頭の片隅には未だにあの妖精さんがいるから困る
いつかふっかと話した理想のクリスマスデートはそれは定番とは言い難いものだった。
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「俺はねぇ、まずゲーセン行くでしょ、その後ちょっと良いところで良いご飯を買って、お家に帰ってこたつでぬくぬくしながらゲームする！」
「それはデートって言うの…？」
「まあまあ！でもいつも通りいい子にしてたらサンタさんくるかもしれないでしょ？」
なぜか得意げにサンタさん発言をするふっかが可愛くて、クリスマスが近づいてきたこの頃よく思い出してしまう
「今年はクリパやらんでええよ、違う日に遊ぼうや」
下唇を突き出していかにも不満です、と言う顔で結論を出す康二
申し訳ないけど、やっぱりクリパやろう！と言える元気は私にはなくて、今年はクリぼっちだな、と早々に切り替えた
「僕プレゼント交換とかしたかったなぁ…」
「クリパやらなくてもうまいもん食わせろよ康二」
「しゃあないなぁ、俺としょっぴー2人でクリパや！」
1人で過ごす12月25日なんて、なんの特別感もないよ。
「Aはそれでいいの？」
「え？」
「クリスマス、集まんなくていいの？」
「うん、またの機会にしよう」
不意にめめから尋ねられて驚いたけど、普通に返事できてた、かな
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もちむ(プロフ) - 直__naoさん» 最後までお付き合いいただきありがとうございました！少しでも直さんの気持ちに触れられる作品になっていれば幸いです(^^)新作ですか…！検討しておきますね！🥹💜 (2022年12月9日 21時) (
レス) id: 9305aed96f (このIDを非表示/違反報告)
直__nao(プロフ) - 完結、おめでとうございます！！お疲れ様でした。とてもおもしろかったです！！毎回、ワクワクしながら読ませてもらってました((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ 鬱陶しいかもしれませんが…新作待ってます((ｺｿｯ (2022年12月9日 19時) (レス) @page47 id: 86640c55e0 (このIDを非表示/違反報告)
もちむ(プロフ) - きらさん» コメントありがとうございます！1番好き…！？ものすんごく嬉しいお言葉です、ありがとうございます🥺更新頑張りますね！💜 (2022年12月1日 0時) (レス) id: 9305aed96f (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - コメント失礼します！今まで読んだお話の中で1番好きです。更新楽しみにしています！ (2022年11月28日 15時) (レス) id: 6847181624 (このIDを非表示/違反報告)
もちむ(プロフ) - かりんさん» コメントありがとうございます！キュンキュンしていただけて嬉しいです💜感情移入していただけるほど読み込んでいただいてとても嬉しいです…！妖精さんたちは、姿が見えないだけでかりんさんの近くにいらっしゃるかもしれません…🫣 (2022年11月24日 21時) (レス) id: 9305aed96f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちむ | 作成日時：2022年11月11日 0時
