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「もう葉っぱがすっかり色付いてるなぁ」
「ザ・紅葉って感じ」
「せやな、気温も下がってきたし、そろそろ就活も始めなあかんか」
「…働きたくねえな」
「ほんまに。学生終わるとか考えられへん」
いつもの3人(プラス妖精さん、ふたり。)で食堂の日の当たるあたたかい窓際の席に着く
めめと康二の会話を聞きながら、社会人になった自分を想像してみたんだけど、
「…ふっかがいないと、社会人にもなれなさそう」
「A、」
ふと溢れた本心にどうしようもなく泣きたくなった
ふっかが姿を消してから3ヶ月、バイト先ではお皿を割ってしまったり、間違えて注文を受けてしまったりとミスの連発で、
大学では課題を出し忘れたり提出期限を間違えたり、こちらもミス連発。
いつも通りにしなきゃと思えば思うほどふっかの存在を思い出してしまって、夜もろくに眠れていない
どれだけふっかに頼っていたか、どれだけふっかに依存してしまっていたのか
もう何もしたくないと思っていても今度は就活という人生においても大事なイベントが待っている
「私、これからどうしたらいいんだろう」
「AはAらしくやってればいいんだよ」
「…私らしくって、なに？」
「いつも落ち着いてて、よく話を聞いてくれて、にこにこ笑ってるのがA」
「その私は、ふっかがいてこその私だよ、」
「…そろそろいい加減にしろよ」
普通に会話していたはずなのに、めめが怒る理由がわからなかった
「ちょっめめ落ち着き？」
「康二も思ってただろ？口を開けばふっかふっか、俺たちはAを支えようとしてんのにAはいないやつのことにばっかり縋り付いてってさ」
「そんなん思ってへんよ！？」
「嘘つけ」
「嘘やない、めめほんまに落ち着こうや」
さっきまで仲良さげに日向ぼっこをしていたラウちゃんとしょっぴーは不穏な空気を感じ取って俯いてしまう
私がふっかのことばかり考えているから、こんな嫌な空気にさせちゃったんだ…
「ごめんね、2人とも」
「Aが謝ることやない」
「何に謝ってんの？」
「おいめめ！」
「いつまでも帰ってくるって期待してちゃだめだよね、しっかりしないと。2人の優しさに甘えててごめん」
「…」
もう期待して待つのはやめよう、2人に迷惑はかけられないし、何より私もそろそろ限界だった
「よしっ、そろそろ授業だし出よっか！」
これでいいんだよね、
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もちむ(プロフ) - 直__naoさん» 最後までお付き合いいただきありがとうございました！少しでも直さんの気持ちに触れられる作品になっていれば幸いです(^^)新作ですか…！検討しておきますね！🥹💜 (2022年12月9日 21時) (
レス) id: 9305aed96f (このIDを非表示/違反報告)
直__nao(プロフ) - 完結、おめでとうございます！！お疲れ様でした。とてもおもしろかったです！！毎回、ワクワクしながら読ませてもらってました((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ 鬱陶しいかもしれませんが…新作待ってます((ｺｿｯ (2022年12月9日 19時) (レス) @page47 id: 86640c55e0 (このIDを非表示/違反報告)
もちむ(プロフ) - きらさん» コメントありがとうございます！1番好き…！？ものすんごく嬉しいお言葉です、ありがとうございます🥺更新頑張りますね！💜 (2022年12月1日 0時) (レス) id: 9305aed96f (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - コメント失礼します！今まで読んだお話の中で1番好きです。更新楽しみにしています！ (2022年11月28日 15時) (レス) id: 6847181624 (このIDを非表示/違反報告)
もちむ(プロフ) - かりんさん» コメントありがとうございます！キュンキュンしていただけて嬉しいです💜感情移入していただけるほど読み込んでいただいてとても嬉しいです…！妖精さんたちは、姿が見えないだけでかりんさんの近くにいらっしゃるかもしれません…🫣 (2022年11月24日 21時) (レス) id: 9305aed96f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちむ | 作成日時：2022年11月11日 0時
