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「そんなの、私もふっかのこと好きだよ？」
「あー、そうなんだけど、そうじゃなくて、」
「ふっかさんはね、Aちゃんのことを1人の女の子として、本当に大切にしたい女の子として好きなんだよ」
「っ、」
そうだといいな、と願ったことは何度もあった
そもそも妖精さんにそんな気持ちを抱く私が間違っていると思っていたし、ふっかは私のことを『笑顔にする対象』としか思っていないだろうな、とも。
本人に聞く前にこの妖精さんたちからふっかの本音を聞くことになるとは思わなかったけど、ただ純粋に、嬉しかった
「…でも、私のこと好きでいてくれてるなら、なんで目の前からいなくなっちゃったの？」
「好きになっちゃったからだよ、」
「、え？」
ラウちゃんの眉が悲しそうに下がる
「俺たち妖精さんは人間のこと好きになっちゃいけないルールがある」
「そんな、」
「そもそも
「ふっかがどうしてもこの子がいいって言ってたのがA。お前ふっかになんかしたの？」
「いや…まったく心当たりがない」
今まで知らなかった妖精さんたちの事情に頭が追いつかなくなりそうだけど、必死に理解しようと言葉を飲み込む
「で、Aちゃんも薄々気付いてると思うけど僕たちは人間のような形になることができる」
「俺は1回康二の前でその姿になったことがある、Aの前でもあるな」
「あ…あの時の、って私の前でも？それは覚えてないかも、」
「ただね、その姿になるのは緊急時、3回だけで、用が済んだら人間の記憶をその部分だけ消すってことになってるの」
「あ…だからあんまり覚えてないんだ、」
以前から少しずつ感じていた違和感がだんだんとけていく
「けど記憶を消しすぎると普通の記憶の方にも影響してくんの、最近物忘れ多くなったとか思わなかった？」
「言われてみれば、思ったことあるかも、」
何を言おうとしたか忘れてしまったり、いつもバイトでやってる片付けの手順が一瞬思い出せなくなったりしていた
もう歳かな、って思ってたけど、そうじゃなくて少しだけほっとした
「で、まぁふっかは必要以上に人間みたいな姿をAに見せたから、ルール違反で撤収命令が出されたってわけ」
「そう、なんだ、」
ルール違反という重い言葉に気持ちも沈んでしまう。
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もちむ(プロフ) - 直__naoさん» 最後までお付き合いいただきありがとうございました！少しでも直さんの気持ちに触れられる作品になっていれば幸いです(^^)新作ですか…！検討しておきますね！🥹💜 (2022年12月9日 21時) (
レス) id: 9305aed96f (このIDを非表示/違反報告)
直__nao(プロフ) - 完結、おめでとうございます！！お疲れ様でした。とてもおもしろかったです！！毎回、ワクワクしながら読ませてもらってました((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ 鬱陶しいかもしれませんが…新作待ってます((ｺｿｯ (2022年12月9日 19時) (レス) @page47 id: 86640c55e0 (このIDを非表示/違反報告)
もちむ(プロフ) - きらさん» コメントありがとうございます！1番好き…！？ものすんごく嬉しいお言葉です、ありがとうございます🥺更新頑張りますね！💜 (2022年12月1日 0時) (レス) id: 9305aed96f (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - コメント失礼します！今まで読んだお話の中で1番好きです。更新楽しみにしています！ (2022年11月28日 15時) (レス) id: 6847181624 (このIDを非表示/違反報告)
もちむ(プロフ) - かりんさん» コメントありがとうございます！キュンキュンしていただけて嬉しいです💜感情移入していただけるほど読み込んでいただいてとても嬉しいです…！妖精さんたちは、姿が見えないだけでかりんさんの近くにいらっしゃるかもしれません…🫣 (2022年11月24日 21時) (レス) id: 9305aed96f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちむ | 作成日時：2022年11月11日 0時
