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3人で飲むには多すぎる量の缶チューハイをなんとなく飲んで、そろそろ康二がめんどくさくなり始めるかな、という頃
私の予想は大当たりして、康二は酔っ払いと化した
「ほんまに浴衣似合っとるなあ」
ただし、今日は泣き上戸ではないようで。
上機嫌に鼻歌を歌いながら私の浴衣姿をよく言えばじっくりと眺めている
…ありのまま感じたことを言えば、それはもう上から下まで舐めるように視線を感じてどこか気まずい
「なあなんでその浴衣にしたん？」
「ふっかがこれ絶対似合う！って言ってくれたから…」
「まあたふっかさんかいな！ほんま好きやなあ！」
「べ、別にいいじゃん、」
好き、という言葉になんだか少し反応してしまい、そんな自分が恥ずかしく思えてきてしまう
だって相手はいつも私を見守ってくれてる小さな妖精さんだよ…？
ありえないと首をブンブン振って落ち着こうとしていると、またもや康二がとんでもない爆弾を落としていった
「俺もAのこと大好きやのにふっかさんばっかりずるいやん！」
俺の選んだ浴衣も…と言いかけて夢の中へと旅立つ
取り残された私たちは、誰も言葉を発さない
「…まあ、酔っ払いのされごと？だよ」
「めめ、それをいうなら戯言だと思うよ」
「そうそうそれ、ラウよく知ってんじゃん」
「めめより僕の方が賢いかもね！」
めめのお馬鹿さに少し空気が戻るも、私は頭の中が大混乱だ
え、康二私のこと好きなの？それとも本当に酔っ払いの戯言？
そんな私を見かねたふっかが心配そうに様子を伺ってくる
「Aちゃん、気にする必要ないと思うよ」
「ふっか…」
「ま、あいつがAのこと好きなのは本当のことだけどな」
「「え」」
しょっぴーからトドメを刺された私は思考停止
「せっかく流せたのにどうしてくれんだよ！」
「しょっぴーそれ言っていいやつなの…？」
「こいつが酔っぱらったのが悪い」
「えげつないな」
外野がなんか騒がしいけどもうわけわかんない、わかりたくもない
「あ！Aちゃんそんな一気に飲んじゃだーめ！」
なんとでも言えばいいよ、今はただお酒の力を借りてさっさと記憶を飛ばしてしまいたい
「ほら水飲め」
「ありがとうめめ…」
「急に言われて混乱する気持ちもわかるけど、いつも通りにしてやって」
「うん、」
いつも通りって言われても、わからなくなりそうだ。
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もちむ(プロフ) - 直__naoさん» 最後までお付き合いいただきありがとうございました！少しでも直さんの気持ちに触れられる作品になっていれば幸いです(^^)新作ですか…！検討しておきますね！🥹💜 (2022年12月9日 21時) (
レス) id: 9305aed96f (このIDを非表示/違反報告)
直__nao(プロフ) - 完結、おめでとうございます！！お疲れ様でした。とてもおもしろかったです！！毎回、ワクワクしながら読ませてもらってました((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ 鬱陶しいかもしれませんが…新作待ってます((ｺｿｯ (2022年12月9日 19時) (レス) @page47 id: 86640c55e0 (このIDを非表示/違反報告)
もちむ(プロフ) - きらさん» コメントありがとうございます！1番好き…！？ものすんごく嬉しいお言葉です、ありがとうございます🥺更新頑張りますね！💜 (2022年12月1日 0時) (レス) id: 9305aed96f (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - コメント失礼します！今まで読んだお話の中で1番好きです。更新楽しみにしています！ (2022年11月28日 15時) (レス) id: 6847181624 (このIDを非表示/違反報告)
もちむ(プロフ) - かりんさん» コメントありがとうございます！キュンキュンしていただけて嬉しいです💜感情移入していただけるほど読み込んでいただいてとても嬉しいです…！妖精さんたちは、姿が見えないだけでかりんさんの近くにいらっしゃるかもしれません…🫣 (2022年11月24日 21時) (レス) id: 9305aed96f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちむ | 作成日時：2022年11月11日 0時
