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午前の授業が終わりお昼ご飯を食べようと食堂に向かっている途中、前からやって来たのは髪の毛をあちこちに跳ねさせたままキョロキョロしている康二だった
「あ！！！！！おった！！！！！」
「康二じゃん」
「寝癖ひどすぎ…」
相変わらず声がでかい康二の寝癖にめめがちょっと引いたところで、ちょうど空いている席を見つけた
「「あそこ空いたよ、あ、」」
私の肩に乗って辺りを見回していたふっかとハモり思わず顔を見合わせて笑ってしまう
「ふっかも探してくれてたんだね、ありがと」
「おー、いいのいいの！早く座んなよ！」
ぺちぺちと優しく私の頬を叩くふっか、実は照れ屋さんなところあるよなぁ
「そうだ聞いてや2人とも！！！昨日な！？」
「声でかいってまじで」
めめは今日も康二に当たり強め
大好きなめめに冷たくされても余程伝えたいことがあるのか、康二は興奮気味に話を続けた
「しょっぴーがおっきくなったんよ！！！」
「「………は？」」
手のひらサイズの妖精さんたちがこれ以上大きくなっているところを見たことがない私たちは、康二に疑いの目を向ける
「嘘じゃんそんなの、ラウがデカくなったとこ見たことないし」
「嘘ちゃうねん！ほんまに人間みたいなサイズになったんよ！！」
俺も嘘やと思ったんやけどな？と康二の話を耳にしつつ、もしふっかが人間サイズになったらどうなっちゃうんだろうと想像してみる
背は意外と高いのかな、顔は相変わらず大きめなのかな、あのかわいいおててはどうなっちゃうのかな、
「おーいAのとこは？」
「っえ？ごめん何も聞いてなかった」
「何で俺の話聞かんのよ！！」
「ごめんて…で、何だっけ？」
「ふっかさんはデカくなったりしたことあんの？」
「ないと思う…でも見たことないだけで、実は私たちが寝てる間は人間の姿になってるのかも…」
保護者たちがこんな話をしているとはつゆ知らず、妖精さんたちは何やら顔を突き合わせてこそこそおしゃべりを楽しんでいるようだ
「まあ正体不明の妖精さんやからなぁ」
「正直いまだにどういう存在かわからないし」
「もう俺らが自然と受け入れちゃってるんだよな」
めめも康二もラウちゃんやしょっぴーと出会った時のことを思い出しているんだろう
うちにふっかが現れたのは、家に1人でいた時のことだった
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もちむ(プロフ) - 直__naoさん» 最後までお付き合いいただきありがとうございました！少しでも直さんの気持ちに触れられる作品になっていれば幸いです(^^)新作ですか…！検討しておきますね！🥹💜 (2022年12月9日 21時) (
レス) id: 9305aed96f (このIDを非表示/違反報告)
直__nao(プロフ) - 完結、おめでとうございます！！お疲れ様でした。とてもおもしろかったです！！毎回、ワクワクしながら読ませてもらってました((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ 鬱陶しいかもしれませんが…新作待ってます((ｺｿｯ (2022年12月9日 19時) (レス) @page47 id: 86640c55e0 (このIDを非表示/違反報告)
もちむ(プロフ) - きらさん» コメントありがとうございます！1番好き…！？ものすんごく嬉しいお言葉です、ありがとうございます🥺更新頑張りますね！💜 (2022年12月1日 0時) (レス) id: 9305aed96f (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - コメント失礼します！今まで読んだお話の中で1番好きです。更新楽しみにしています！ (2022年11月28日 15時) (レス) id: 6847181624 (このIDを非表示/違反報告)
もちむ(プロフ) - かりんさん» コメントありがとうございます！キュンキュンしていただけて嬉しいです💜感情移入していただけるほど読み込んでいただいてとても嬉しいです…！妖精さんたちは、姿が見えないだけでかりんさんの近くにいらっしゃるかもしれません…🫣 (2022年11月24日 21時) (レス) id: 9305aed96f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちむ | 作成日時：2022年11月11日 0時
