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歯を磨いて、明日のチェックアウトに向けて荷物を軽くまとめてから、ふかふかのベッドに体を預ける
「ほんっとうにふかふか…」
「お顔ゆるゆるだね」
楽しそうにケラケラ笑うふっか
ふと、昼間の苦い記憶が蘇る
「…ねえふっか」
「んー？」
「私って遊んでるように見えるのかな」
「…見えないよ、どうして？」
「今日ね、ふっかとしょっぴーが離れてる時に、」
ここまで言いかけて、ふと考える
私はあの時寝不足で、パラソルの下で寝てしまっていたはずなのだけど、誰かに酷い言葉を投げかけられた記憶がある
「…あれ？」
「Aちゃん、大丈夫？」
「うん、何言おうとしたか忘れちゃって、」
自分のことなのにも関わらず曖昧な記憶に少し怖くなったけど、目の前で心配そうに顔を歪めているふっかを見てなんとか笑顔を繕う
「寝てる時の夢の話じゃない？」
「夢、か」
確かに、夢の話なら記憶が曖昧でも何もおかしくはない
少しの違和感に気付かないふりをして、眠りについた
「ごめんね、俺のせいで怖い思いさせちゃって、」
ふっかの声が聞こえてきた気がするけど、これも夢なのかな。
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「俺ら仲良い割には泊まりって初めてやなかった？」
「確かに…言われてみれば今回が初めてだったな」
「3年生にもなって初外泊とかなんやもったいないことしてるなあ！もっとお泊まりしようや！？」
「なんでそんな泊まりにこだわってんだよ」
康二の運転での帰り道、今まで2人と過ごしてきた時間を少し思い返す
何回か集まって遊ぶことはあったけど、誰かがバイトだったり授業だったり、タイミングを合わせるのがなかなか難しくて。
「お泊まりっていくつになってもワクワクするやろ？」
「あー、ちょっとわかるかも、」
「やんな！？」
「え、なんで？」
「私、ちゃんとお泊まりって今回が初めてかもしれなくて、」
「そうなん！？」
「うん、だからいつも大学がある時くらいしか会えないみんなと夜寝る前までお喋りして、朝起きてすぐおはようって言えたことがすごく新鮮だったから」
今度はお家でお泊まりしたいな、なんて言えば静まり返る車内
「変なこと言った？もしかしてお泊まりとかみんな普通にしてる？」
「まあ、泊まりはよくするけど、」
「Aって以外にウブなとこあるよなあ」
「そうそれ、今度俺ん家来る？」
「俺も行く！」
次のお泊まりの日は割とすぐ来そうです
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もちむ(プロフ) - 直__naoさん» 最後までお付き合いいただきありがとうございました！少しでも直さんの気持ちに触れられる作品になっていれば幸いです(^^)新作ですか…！検討しておきますね！🥹💜 (2022年12月9日 21時) (
レス) id: 9305aed96f (このIDを非表示/違反報告)
直__nao(プロフ) - 完結、おめでとうございます！！お疲れ様でした。とてもおもしろかったです！！毎回、ワクワクしながら読ませてもらってました((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ 鬱陶しいかもしれませんが…新作待ってます((ｺｿｯ (2022年12月9日 19時) (レス) @page47 id: 86640c55e0 (このIDを非表示/違反報告)
もちむ(プロフ) - きらさん» コメントありがとうございます！1番好き…！？ものすんごく嬉しいお言葉です、ありがとうございます🥺更新頑張りますね！💜 (2022年12月1日 0時) (レス) id: 9305aed96f (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - コメント失礼します！今まで読んだお話の中で1番好きです。更新楽しみにしています！ (2022年11月28日 15時) (レス) id: 6847181624 (このIDを非表示/違反報告)
もちむ(プロフ) - かりんさん» コメントありがとうございます！キュンキュンしていただけて嬉しいです💜感情移入していただけるほど読み込んでいただいてとても嬉しいです…！妖精さんたちは、姿が見えないだけでかりんさんの近くにいらっしゃるかもしれません…🫣 (2022年11月24日 21時) (レス) id: 9305aed96f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちむ | 作成日時：2022年11月11日 0時
