ガラライキュ！

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あの後結局ふっかが何で嫉妬したのかわからず家に帰ってきてしまった


今日はバイトもないしゆっくりしようと思ってたけど、このままじゃだめな気がしてもう一度ふっかと向き合ってみる



「ねえふっか、」


「んー？」





こしょこしょ手遊びをして私の目を見てくれないふっか

こっちを見て欲しくて、ふっかを優しく手のひらに乗せる







「わわっ、Aちゃん！？」


「ふっかとちゃんと話したいの」


「わかった、わかったよ！話すから下ろして！」


「下ろしたらふっか、私のこと見てくれないでしょ」




暴れ回っていたふっかがピタリと動きを止める





「もう…なんでこの子はこんな…」


「…ごめん？」


「謝らなくていいの！てか謝るのは俺だよね、ごめんね」


「ううん、元はと言えば私がなんかしちゃったから、」


「違うのよ！Aちゃんはなにも悪いことしてないの！俺の気持ちの問題！」


「気持ちの問題…しょっぴーに嫉妬した、ってやつ？」


「…そう」






眉を下げて申し訳なさそうにしているふっかに早くいつも通りの笑顔に戻って欲しくて、なんとか理由を聞き出そうとするとふっかから教えてくれた




「Aちゃん、普段あんまり俺と触れ合ったりしないでしょ？」


「うん、あんまりしないかも…」


「なのに今日しょうたのほっぺつんつんしてたから、」


「うん？」


「しょうたがうらやましくなったの！俺もAちゃんともっと触れ合いたいのに！って！」




あーもう恥ずかしい恥ずかしい！！って言いながら手でほっぺをパタパタ扇ぐふっかを見て、言葉に表せないくらいの大きな感情が揺れ動いた気がした







その気持ちのまま、未だに手のひらに収まっててくれてたふっかを優しく包み込んだ




「わ！？なに！？」


「〜〜っふっか…」


「なになにどしたの！？いやだった！？」


「ちがう逆、なんか嬉しすぎてふっかにいっぱい触りたくなっちゃった…」


「っあーそうなの、」







愛おしいってこういうことなんだなあって柄にもないこと思っちゃうし、もっと思いっきり抱きつきたいのにそんなことしたらサイズ的に私が潰してしまう





「ふっかが大きかったらなあ」


「…え？なんでよおこのサイズ感がかわいいんじゃん？」


「かわいいけど、おっきいふっかに抱きつきたかったな、」






あれ、私今相当恥ずかしいこと言ってるな〜って自覚したと同時に感じた、違和感




「…おいで？」




「………え？」

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