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「わ、どうしたの、痛いの？悲しいの？」
分からない。ただ、涙が溢れてきて。
拭っても拭っても、溢れてきて。
「もしかしておにいちゃん、心が痛いの？」
「……ここ、ろ」
「それだったらね、おまじないがあるんだ！
いたいのいたいの、とんでけーっ！」
それはバカみたいで、通じるわけもなくて。
それでも、夢の中の＿＿Aの面影が、好きで、大好きで。
Aが、好きだ。ずっと、好きなんだ。
泣いた顔も、怒った顔も、困った顔も、情けない顔も。
声も、髪も、何もかもが愛しくて。
抱き締めたい、キスをしたい。愛してるって伝えたい。
それでも。
「ど？なおった？」
「……あぁ。ありがとな」
「よかったー！じゃあ、一緒にあそぼ！」
「あぁ」
優しく手を握りながら。
今も変わらない、その笑顔に。
好きで堪らない、太陽みたいに笑うお前に。
また、振り回されてもいいかな、なんて。
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しゃーも。 - はじめまして。完結おめでとうございます。完全に私の好みの話ですが、この小説のように答えを明かさず、読者の想像に任せるような終わり方って良いですよね。素敵な小説に出会えて嬉しかったです。ありがとうございます。 (2018年8月5日 0時) (
レス) id: 6ffc361c0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずたまる | 作成日時：2018年5月6日 23時
