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今年 ページ2
「「あ」」
入学初日、ばったりと出くわしたそいつは、いつだったか道端で話しかけてきたやつだった。
あんなに変なやつはそうそういないから、覚えていた。
「轟くんっていうんだね、よろしくね！」
「あ、あぁ……」
戸惑いながらもそいつに去年のことを問うてみると、
「いや、あれはほんとにアイス買いすぎただけなんだ。だからちょうどそこにいた人に話しかけたんだけどねえ……」
そう言ってあははっと笑うそいつ。
普通、道端の人に声ってかけられるものなのか？
「私はAっていいます。これからよろしくね、轟くん！」
握手をして、ぶんぶん腕を振るそいつに、ただ呆然とするしかなかった。
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しゃーも。 - はじめまして。完結おめでとうございます。完全に私の好みの話ですが、この小説のように答えを明かさず、読者の想像に任せるような終わり方って良いですよね。素敵な小説に出会えて嬉しかったです。ありがとうございます。 (2018年8月5日 0時) (
レス) id: 6ffc361c0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずたまる | 作成日時：2018年5月6日 23時
